コードレビューは CLAUDE.md / skills に書け — 同じ指摘を繰り返すな
基本情報
- 発表者: 戸塚翔太(Tech Lead / EM、スタートアップ開発責任者)
- イベント: 「一歩踏み込む Claude Code 活用 LT 会」(Findy 主催、2026年2月22日)
- スライド: Speaker Deck
問題提起
「人間に対してレビューするの、もうやめませんか?」
コードレビューにおいて以下のような無駄が繰り返されている:
| 問題 | 具体例 |
|---|---|
| 同じ指摘の繰り返し | 変数名の命名規則、コーディングスタイルへの指摘が毎回発生 |
| 修正ラリー | 「指摘修正しました」→ 再レビュー → 再指摘 の往復 |
| アーキテクチャ的な問題 | 根本的な設計の問題が PR 段階で発覚する |
これらはレビュアーの時間を奪い、開発速度のボトルネックになっている。
解決策: 使い捨てコメントをナレッジに変える
核心のアイデアは 「レビューで出た指摘を、PR のコメントとして消費するのではなく、CLAUDE.md や skills に書き込んでナレッジとして蓄積する」 こと。
従来: レビュー指摘 → PR コメント → 修正 → 忘れられる → また同じ指摘
提案: レビュー指摘 → CLAUDE.md / skills に追記 → 以降 Claude が自動で遵守
CLAUDE.md に書くもの
- コーディング規約(命名規則、ディレクトリ構成)
- アーキテクチャ上のルール(「この層でこの処理はしない」等)
- プロジェクト固有のパターン
skills に書くもの
- レビュー観点をスキルとして定義
- Claude Code が PR 作成前にセルフチェックできるようにする
自動化の仕組み
2 つの適用方法が紹介されている:
| 方法 | 仕組み |
|---|---|
| GitHub Actions | PR が作られたら Claude Code が CLAUDE.md / skills のルールに基づいて自動レビュー・修正を生成 |
| ローカル実行 | 開発者が claude コマンドでコミット前にセルフレビューを実行 |
運用方針
「ガチガチに流れを最適化しない」
- 最初から完璧なルールを書こうとしない
- レビューで繰り返し出た指摘を都度 CLAUDE.md に追記していく運用
- チームの成長とともにルールが育っていく
まとめ
このプレゼンの主張を一言でいうと:
コードレビューの指摘は「人間への教育」ではなく「AI への設定」にせよ。同じことを二度言わなくて済む仕組みを作れ。
CLAUDE.md がプロジェクトの「生きたコーディング規約」として機能し、レビューコストを削減するという実践的な手法である。
参考: