DAIJOBU CEO の山中裕貴(@0xfene)氏が、Claude Code のカスタムスキル機能を営業業務に活用し、商談準備を劇的に効率化した事例を紹介している。

従来の商談準備の課題

営業担当者の商談サイクルには、以下のような時間のかかるタスクが含まれる:

  • 商談前: 30分〜1時間かけて Gmail・Slack・議事録ツールから過去のやり取りを手動で情報収集
  • 商談中: 準備不足で焦ることがある
  • 商談後: 15〜20分かけてフォローメールを作成

Claude Code スキルによる自動化

山中氏は Claude Code のスキル機能(.claude/skills/ 配下にプロンプトを定義する仕組み)を使い、営業ワークフロー全体を自動化した。

/mtg-prep — 商談準備の自動化

/mtg-prep コマンドを実行すると、複数の AI エージェントが並行稼働し、以下の情報を 2〜3分で収集・整理する:

  • 過去のやり取り: Gmail、Slack、Circleback(AI 議事録サービス)から顧客との過去のコミュニケーションを取得
  • 顧客調査: 企業情報、業界動向のリサーチ
  • 競合調査: 競合他社の状況を自動調査
  • 提案ドラフト: 確認事項、提案の方向性、想定質問、フォローアップのアクションプランを整理

結果はマークダウンファイルとしてローカルに保存される。

/follow-up — 商談後フォローの自動化

商談終了直後に /follow-up コマンドを実行すると、商談の内容を踏まえたフォローメールが 2〜3分で自動生成される。記憶が鮮明なうちに具体的な内容を含んだメールを送れるのがポイントだ。

/export-gdoc — ドキュメント共有

作成されたマークダウンファイルを Google ドキュメントに変換し、Notion スタイルの統一されたデザインで社内共有やクライアントへの提案に活用できる。

導入効果

山中氏によると、Claude Code 導入後は 体感で 3〜5倍の商談量を品質を下げずに捌ける ようになったという。

項目導入前導入後
商談準備30分〜1時間2〜3分(/mtg-prep
商談中準備不足で焦る場面も相手の話に集中できる
フォローメール15〜20分2〜3分(/follow-up

Claude Code スキルの仕組み

Claude Code のスキル機能は、プロジェクトの .claude/skills/ ディレクトリにマークダウンファイルとしてプロンプトを定義する。/スキル名 でスラッシュコマンドとして呼び出せるため、営業担当者でも簡単に利用できる。

スキルの中で外部ツール(Gmail、Slack、カレンダーなど)と連携するには、MCP(Model Context Protocol)サーバーを設定する。これにより Claude Code が各サービスの API を呼び出し、情報の取得や操作を自動化できる。

まとめ

エンジニア向けツールと思われがちな Claude Code だが、カスタムスキルと MCP サーバーを組み合わせることで、営業をはじめとした非エンジニア職でも大きな業務効率化が実現できる。商談の「準備 → 本番 → フォロー」というサイクル全体を AI で支援する仕組みは、営業組織の生産性を根本から変える可能性がある。

元記事: 【営業向けClaude Code】「/mtg-prep」で商談準備が5分で終わる世界線