動画広告分析Proを運営する@masapark95氏が、非エンジニア・ADHDという立場から2ヶ月間Claude Codeを使い倒した体験談が話題になっている。「分身が生まれた」「シンギュラリティーに入った」という表現が印象的なこのポストから、非エンジニアがClaude Codeを活用するためのヒントを読み解く。
背景:非エンジニアがClaude Codeに出会うまで
@masapark95氏(パク)は、株式会社KASHIKAが提供する動画広告分析ツール「動画広告分析Pro」の運営に携わる人物。累計2000社以上が利用するサービスを手がけるビジネスサイドの人で、ADHDの特性を持つことを公言している。
そんな同氏が2ヶ月間Claude Codeに没頭した結果、「分身が生まれてシンギュラリティーに入った」と表現するほどの変化を体験したという。
「分身」=AIパクくんの誕生
同氏が構築したのは、Claude Codeの設定ファイル群を駆使した「AIパクくん」と呼ばれるシステムだ。以下のファイルを組み合わせることで、自分の分身となるAIアシスタントを作り上げた:
- CLAUDE.md — AIの性格やルールを定義するファイル
- MEMORY.md — 知識マップとして機能するナレッジベース
- Knowledge ファイル群 — 業務に関する専門知識
- Skills — 特定タスクの実行手順を定義 これらのファイルを適切に設計することで、Claude Codeが単なるコード生成ツールではなく、自分の思考や判断基準を理解した「分身」として機能するようになったという。
「シンギュラリティー」の感覚とは
同氏が「シンギュラリティーに入った」と表現するのは、Claude Codeとの協業で感じた加速感のことだ。具体的には:
- 1週間で338万行ものコードが生成されたとの報告(Claude Codeによる自動生成)
- 同週の利用料金は416ドルに達したとのこと(Claude Maxプラン利用時)
- 「止まらなくなる」感覚 — AIが既存アセットを掛け合わせて目標達成の提案を次々と行う
この「止まらない」感覚こそが、同氏の言う「シンギュラリティー」だ。SkillsとKnowledgeの組み合わせをClaude Codeが最適化し、ワークフローの設計提案まで行うことで、人間側の判断が追いつかないほどの速度で物事が進んでいく体験を指している。
ADHDとClaude Codeの相性
ADHDの特性として知られる「過集中」は、Claude Codeとの相性が良い可能性がある。興味を持った対象に深く没頭できるADHDの特性と、対話的にタスクを進められるClaude Codeの特性が組み合わさることで、通常では考えられない生産性が生まれたと考えられる。
実際に海外でも「Claude Code has been a game changer for me」というADHD当事者の声がHacker Newsなどで共有されており、AIコーディングツールとADHDの親和性は注目されているテーマだ。
非エンジニアがClaude Codeを活用するポイント
この事例から見えてくる、非エンジニアがClaude Codeを活用するためのポイント:
- CLAUDE.mdで「自分」を定義する — 自分の役割、判断基準、優先事項をCLAUDE.mdに明文化する
- MEMORY.mdでコンテキストを蓄積する — 会話を重ねるたびに学んだことを記録し、知識を積み上げる
- Skillsで定型作業を自動化する — 繰り返し行うタスクをSkillとして定義し、再利用可能にする
- Knowledgeで専門知識を注入する — 自分の業務ドメインの知識をファイルとして整理し、Claude Codeに読み込ませる
Claude Code DEEP DIVE イベント
この体験を共有するため、同氏は「Claude Code DEEP DIVE」という学習プログラムを2026年3月に開始している。非エンジニアがClaude Codeを実践的に活用するためのノウハウを提供する内容となっている。
まとめ
「非エンジニアだからこそ」Claude Codeが力を発揮するケースがある。コードを書く能力ではなく、何を作りたいか・どう判断するかという「意思決定の質」が重要になる時代において、CLAUDE.mdやSkillsを通じて自分の思考をAIに伝える力が新たなリテラシーになりつつある。