技術評論社の Software Design 2026年4月号(2026年3月18日発売)の特集内容を紹介します。今号は PostgreSQL 18 のパフォーマンス最適化と、MCP サーバー開発という2つの注目特集が組まれています。

第1特集:PostgreSQL 18 に学ぶデータベース高速化機能

「アーキテクチャから見えてくる処理性能向上のヒント」と題した第1特集では、PostgreSQL 18 の新機能を軸にデータベース高速化のテクニックが解説されています。

章構成

  • 第1章 データ処理メカニズムと高速化(三谷篤)
  • 第2章 トランザクションとバックアップ(三谷篤)
  • 第3章 クエリ最適化とオプティマイザー(篠田典良)
  • 第4章 インデックス検索技法(篠田典良)
  • 第5章 並列処理と JIT(寺内大輝)
  • 第6章 PostgreSQL 互換クラウド DB 比較(小山哲志)
  • 第7章 PostgreSQL 18 の新機能(寺内大輝)

PostgreSQL のデータ処理メカニズムから始まり、クエリ最適化、インデックス活用、並列処理・JIT コンパイルまで、パフォーマンスチューニングの全体像をカバーする構成です。第6章では PostgreSQL 互換のクラウドデータベース(Amazon Aurora、AlloyDB など)の比較もあり、実務で選定する際の参考になります。

第2特集:MCP サーバー開発成功の秘訣

「事業戦略・品質・開発効率をふまえたアプローチ」と題した第2特集では、AI エージェントのツール連携で注目される MCP(Model Context Protocol)サーバーの開発について、実践的なアプローチが紹介されています。

章構成

  • 第1章 MCP 設計ガイド(川崎庸市)
  • 第2章 駅すぱあと API での事例(橋本あゆみ、平川瑞樹)
  • 第3章 Sansan での事例(川瀬圭亮)

MCP は Anthropic が提唱した AI モデルと外部ツールを接続するためのオープンプロトコルで、Claude Code をはじめ多くの AI ツールで採用が進んでいます。本特集では設計の基本方針に加え、駅すぱあと API や Sansan といった実サービスでの MCP サーバー構築事例が紹介されており、自社サービスに MCP を導入する際の具体的な指針が得られます。

その他の注目記事

短期連載の最終回として、AI 駆動開発向けコンテナ環境構築(田中司恩)も掲載されています。ローカル LLM を活用した開発環境の構築手法が解説されており、AI を使った開発ワークフローに興味がある方にとって参考になる内容です。

まとめ

Software Design 2026年4月号は、データベースのパフォーマンス最適化と AI ツール連携という、現在のソフトウェア開発で特に重要な2つのテーマを深掘りした号です。PostgreSQL を使っている方はもちろん、MCP サーバーの開発を検討している方にもおすすめです。