月収100万円以上を継続しているトレーダー(@dalio_trader)が、自身の手法をシンプルに言語化したツイートを投稿した。複雑な指標やアルゴリズムは使わない。移動平均線との乖離という一つの軸で売買判断を行い、複利を掛け合わせるというものだ。

戦略の核心:乖離の大小で判断を切り替える

ツイート本文:

トレードで月100万以上稼いでいるけど、移動平均線との乖離が大きければ逆張り、乖離がなければ順張り、というのをアホみたいに繰り返しているだけなんよな。これに複利を効かせれば、月数千万〜億も狙えるってバグでしかないw 今のS&P500とナスダックがまさにそれで、乖離がデカいから短期的に売り目線。

ルールを整理すると、

移動平均線との乖離判断根拠
乖離が大きい逆張り(反転狙い)価格が平均から大きく離れると平均回帰しやすい
乖離が小さい/ない順張り(トレンド追従)平均付近での推移はトレンドが継続しやすい

この二択を「アホみたいに繰り返す」だけ、と表現しているが、言い換えれば 例外を作らず同じルールを機械的に適用し続ける ことがポイントだ。

なぜ移動平均線との乖離が機能するのか

移動平均線(MA)は過去 N 日間の終値の平均値を結んだ線で、市場参加者のコンセンサス価格に近いとされる。

  • 乖離が大きい(上方・下方):売られすぎ・買われすぎの状態。機関投資家や大口トレーダーが平均回帰を見込んで反対売買を行いやすい。
  • 乖離が小さい:需給バランスが取れた状態。現在のトレンドが続きやすいため順張りが有効。

移動平均線は多くのトレーダーが参照するため、セルフ・フルフィリング(自己実現的)な価格帯として機能しやすいという特性もある。

複利の掛け方で利益が加速する仕組み

ツイートで強調されているのが「複利を効かせれば月数千万〜億も狙える」という点だ。

仮に月利 10% で複利運用できたとすると(あくまで仮定値):

月数資産(初期100万円)
1ヶ月110万円
6ヶ月約177万円
12ヶ月約314万円
24ヶ月約985万円
36ヶ月約3,091万円

初期資金と月利によって結果は大きく変わるが、利益を再投資し続けることで雪だるま式に資産が増える構造がある。

現状分析:S&P500とナスダックの乖離状況

ツイート投稿時点(2026年4月29日)の見解として、S&P500とナスダックは移動平均線から大きく乖離しているため短期的に売り目線と述べている。

大きな乖離が発生している状況では:

  1. 平均回帰の圧力が強まる
  2. 過熱感から利益確定売りが出やすい
  3. 短期的な調整(下落)が起きやすい

ただし、これはあくまで短期的な売り目線であり、中長期のトレンドとは別の判断である点に注意が必要だ。

シンプルさが最大の強みであり落とし穴

このアプローチの優れた点は:

  • ルールが明確:「乖離大→逆張り、乖離小→順張り」の2択のみ
  • 感情の排除:機械的なルール適用で判断ブレが生じにくい
  • 検証可能:バックテストが容易で再現性が高い

一方で注意すべき点もある:

  • どの移動平均線を使うか(5MA/25MA/200MAなど)で結果が大きく変わる
  • 乖離の「大きい/小さい」の閾値設定が結果を左右する
  • 強いトレンド相場では逆張りが裏目に出ることがある
  • **リスク管理(ロスカット設定)**が伴わないと複利効果が逆方向にも働く

まとめ

移動平均線との乖離を使った順張り・逆張りの使い分けは、シンプルながら理にかなったアプローチだ。重要なのは:

  1. ルールを決めたら機械的に繰り返す
  2. 複利を意識して利益を再投資する
  3. リスク管理を同時に設計する

「アホみたいに繰り返す」という表現の裏に、感情に左右されない一貫したトレードの本質が込められている。


本記事は特定の投資・売買を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

ソース: X (@dalio_trader) 2026年4月29日