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Claudeは株式取引の天才 — X(旧Twitter)で70万ビューを記録した「AI投資自動化プロンプト」7選の実践ガイド

はじめに

2026年6月14日、X(旧Twitter)にこんな投稿が現れた。

「Claudeは株式取引の天才です。99%の凡人はこれを使えてない。株式取引の自動化を解放する7つのプロンプトをここに置きます↓」 — 月島くん(@wancoro_xx

わずか数日で 70万ビュー超え、ブックマーク6,500以上。この投稿は個人投資家・トレーダーとAIユーザーの双方を席巻した。「AIを投資に使う」という発想の民主化を象徴する現象だ。

本記事では、このポストが示唆する「株式取引を自動化するプロンプト」の概念を展開し、Claudeで実際に使えるプロンプト7領域を具体的に紹介する。

なぜClaudeが株式取引に強いのか

長大な金融文書を一度に処理できる

有価証券報告書・決算短信・アナリストレポートといった金融文書は長い。Claudeは数万トークン規模の文書を一度に処理できるため、「この決算書を読んでリスク要因を洗い出して」という指示だけで、数十ページのPDFをまとめてくれる。

コードを生成してそのまま実行できる

Claude Codeを使えば、PythonやPine Scriptのコードを生成→デバッグ→実行まで一気通貫で行える。TradingViewのスクリプト作成やバックテストコードの生成も、プロンプト一つで完結する。

感情に左右されない論理推論が得意

「なぜこの銘柄を買うのか」という定性判断において、Claudeは根拠を連鎖させた推論を行う。個人投資家が陥りがちな損切りできない・ナンピンしすぎる、といった感情バイアスを補正する役割を担える。

株式取引を自動化する7つのプロンプト領域

プロンプト① 決算短信の高速分析

決算発表日に速報として使うと、一晩で数十銘柄の定量分析が可能になる。

以下の決算短信を読んで、下記4点を簡潔にまとめてください。

1. 前期比の売上・営業利益の変化率
2. 通期業績予想に対する達成率
3. キャッシュフローと財務体質上の懸念点
4. 競合他社との相対的ポジション変化

最後に、この決算を「強い / 中立 / 弱い」で評価し、その根拠を1文で述べてください。

[決算短信テキストをここに貼り付け]

Yahoo Finance・EDINETから取得した決算テキストをそのまま貼り付けるだけで動く。

プロンプト② テクニカル指標の解読

CSVデータをそのまま貼り付けることで、テクニカル分析のセカンドオピニオンを得られる。

以下のOHLCV(始値・高値・安値・終値・出来高)データ(日次)を分析して、次の項目を教えてください。

- 直近のトレンド方向(上昇・下降・横ばい)
- 主要なサポートとレジスタンスの水準
- RSI・MACDの現在の状態と意味
- 次に注目すべき価格帯とトリガー

[日付,始値,高値,安値,終値,出来高 のCSVをここに貼り付け]

kabuステーションAPIやJ-Quants APIで取得したCSVをそのまま貼り付けると動作する。

プロンプト③ 銘柄スクリーニングコードの生成

Claude Codeなら、生成したコードをそのまま実行して結果を返してくれる。

Pythonとyfinanceを使って、以下の条件で東証上場銘柄をスクリーニングするコードを書いてください。

条件:
- PER 15倍以下
- ROE 10%以上
- 配当利回り 2%以上
- 時価総額 500億円以上
- 直近3ヶ月の出来高が増加傾向

結果を「銘柄コード, 社名, PER, ROE, 配当利回り, 時価総額」の形式でCSVに出力してください。

条件を変えるだけで、バリュー株・グロース株・配当株など様々なスタイルのスクリーニングに応用できる。

プロンプト④ ポートフォリオのリバランス提案

感覚的なリバランスから論理的なリバランスへ切り替えるためのプロンプトだ。

以下の保有ポートフォリオを評価して、リバランス案を提案してください。

現在の保有:
- 銘柄A(製造業): 30万円 / 騰落率 +15%
- 銘柄B(IT): 20万円 / 騰落率 -8%
- 銘柄C(金融): 15万円 / 騰落率 +3%

目標:
- 年率リターン: 10%以上
- 最大ドローダウン許容: 20%以内
- 特定セクターへの集中を避けたい

セクター分散の観点から追加すべき銘柄の特性と、既存保有の見直し提案を教えてください。

プロンプト⑤ ニュースのセンチメント分析

定性情報を定量的な投資判断に変換する。

以下のニュース記事を読んで、対象企業への影響を分析してください。

評価項目:
1. 影響の方向性(ポジティブ / ネガティブ / 中立)
2. 短期(1週間以内)と中長期(3ヶ月〜)への影響の違い
3. この材料がすでに株価に織り込まれているかの推定
4. このニュースを受けた場合の投資行動の選択肢(買い増し/維持/縮小/撤退)

[ニュース記事テキストをここに貼り付け]

日経電子版・Bloomberg Japanの記事テキストをそのまま貼り付けると動く。

プロンプト⑥ トレード前リスクチェック

買いたい衝動を、論理的なチェックリストで補正する。

以下のトレード計画のリスクチェックをしてください。

銘柄: [銘柄名]
エントリー予定価格: [価格]
購入予定株数: [株数]
損切り設定価格: [価格]
目標株価: [価格]
保有期間の想定: [期間]
現在のポートフォリオ総額: [金額]

以下を計算・評価してください:
- このトレードのポートフォリオ占有率(%)
- リスクリワード比(RR比)
- 損切り時の最大損失額
- このトレードを実行すべきか、その理由

RR比が1を下回る、または集中度が20%を超えるケースを弾くだけで、多くの失敗トレードを防げる。

プロンプト⑦ 取引戦略のバックテストコード生成

バックテストの「コード作成」という一番面倒な作業をClaudeに任せる。

以下の条件でPythonのバックテストコードを作成してください。

戦略: 25日移動平均が75日移動平均をゴールデンクロスしたら買い、
     デッドクロスしたら売り(単純移動平均クロス)
対象: 日本株(例: トヨタ 7203.T)
期間: 2020年1月〜2025年12月
初期資本: 100万円
取引手数料: 0.1%

出力してほしい指標:
- 年率リターン
- 最大ドローダウン
- シャープレシオ
- 勝率
- 総トレード回数

ライブラリは backtrader または bt を使ってください。

戦略のパラメータを変えるだけで、様々なロジックの検証ができる。

実践上の注意点

AIを株式取引に活用する前に、押さえておくべき制約がある。

AIはリアルタイムの市況を知らない

Claudeのトレーニングデータにはカットオフ(学習打ち切り)があり、最新の市場データはカバーしていない。株価・決算数値・ニュースは、必ず自分で取得して貼り付けるか、APIと組み合わせて使う必要がある。

ハルシネーション(誤情報)は起きる

Claudeが提示する数値や分析が「もっともらしい誤情報」になるケースは実際に存在する。決算の数値は必ず原典(EDINET・決算短信PDF)で確認すること。

最終的な投資判断は人間が行う

自動スクリーニングやリスクチェックはあくまで補助ツール。「Claudeが言ったから」という理由だけで売買するのは危険だ。AIは思考の外部化ツールであり、判断責任は常に投資家自身にある。

自動発注との接続は慎重に

kabuステーションAPIやJ-Quants APIを使った自動発注は技術的に実現可能だが、誤動作・想定外のロジックによる連続発注など、リスクが大きい。十分なテストとフォールバック設計を施してから本番環境に接続すること。

まとめ

70万ビューを集めたポストの本質は、「AIを投資に使う」というアイデアの民主化にある。専門のクオンツエンジニアでなくても、適切なプロンプトさえあれば、Claudeは決算分析・スクリーニング・バックテスト・リスク管理を一人でこなすアナリストになれる。

「99%の凡人はこれを使えていない」という挑発的なコピーの裏には、プロンプト設計という新しいリテラシーの重要性が隠れている。今日から一つのプロンプトを試してみるだけで、次の一手が変わるかもしれない。


投資は元本割れのリスクがあります。本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。

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