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Ruflo: Claude Code を 100 以上のエージェント群に変えるオープンソースハーネス

はじめに

Claude Code は単体でも強力なツールだが、Ruflo と組み合わせると 100 以上のエージェントが並列で協調動作するスウォームに変貌する。

Ruflo(ルフロ)は、もともと Claude Flow という名前で知られていたオープンソースのエージェント・メタハーネスだ。現在の名称に改名されるとともに、Rust ベースの AI エンジンが追加された。主言語は TypeScript だが、メモリ・埋め込み・プラグインシステムには Rust が使われている。

Ruflo とは何か

Ruflo 自身の説明によると:

Agent = Model + Harness.
モデルがコードを書き、ハーネスはツール・メモリ・ループ・サンドボックス・制御を与えて実際に動かす。Ruflo がそのハーネスだ。

npx ruflo init の一行で Claude Code に「神経系」が加わる。エージェントはスウォームに自己組織化し、タスクから学習し、セッションをまたいで記憶を保持する。開発者はコードを書き続けるだけで、エージェント間の調整は Ruflo が担う。

インストール方法

Ruflo には 2 つのインストールパスがある。

パス A: Claude Code プラグイン(軽量版)

スラッシュコマンドとエージェント定義のみを追加する。MCP サーバーは登録されないため、memory_storeswarm_init などのツールは呼び出せない。まず試したい場合に適している。

/plugin marketplace add ruvnet/ruflo
/plugin install ruflo-core@ruflo
/plugin install ruflo-swarm@ruflo
/plugin install ruflo-rag-memory@ruflo

パス B: フル CLI インストール(推奨)

98 のエージェント、60 以上のコマンド、MCP サーバー、フック、デーモンを含む完全な Ruflo ループが有効になる。

# macOS / Linux / WSL
curl -fsSL https://cdn.jsdelivr.net/gh/ruvnet/ruflo@main/scripts/install.sh | bash

# 全プラットフォーム対応(Windows PowerShell 含む)
npx ruflo@latest init

Claude Code の MCP サーバーとして追加する場合:

claude mcp add ruflo -- npx ruflo@latest mcp start

主な機能

100 以上の専門エージェント

coder、tester、reviewer、architect、security など、役割に特化したエージェントが 100 以上用意されている。フルインストール時は 98 種類のエージェントが即座に使用可能で、随時追加されている。フックシステムがタスクを自動的に適切なエージェントにルーティングする。

スウォーム・コーディネーション

エージェント群は複数のトポロジーで協調動作する:

トポロジー特徴
階層型 (Hierarchical)Queen エージェントがトップダウンで指揮
メッシュ (Mesh)全エージェントが相互に連携するフラット構造
アダプティブ (Adaptive)タスクに応じてトポロジーを動的に切り替え

コンセンサスには Raft、Byzantine Fault Tolerance(BFT)、Gossip プロトコルを採用している。

自己学習メモリ

タスクのたびに学習が積み重なり、ルーターの精度は 89% を達成するとされている。

エージェント・フェデレーション

異なるマシンやチームのエージェントが、ゼロトラストセキュリティで安全に連携できる。

# フェデレーションの初期化と接続例
# ※ federation サブコマンドは npm パッケージ名 claude-flow のまま提供されている
npx claude-flow@latest federation init
npx claude-flow@latest federation join wss://team-b.example.com:8443
npx claude-flow@latest federation send --to team-b --type task-request \
  --message "Analyze transaction patterns for account anomalies"

マルチモデル Web UI

ホスト型デモ flo.ruv.io では Claude、Qwen、Gemini、OpenAI を同じチャット画面から利用できる。約 210 の MCP ツールを並列で呼び出せる。自己ホスト可能な Docker イメージも提供されている。

Claude Code 単体との比較

機能Claude Code のみ+ Ruflo
エージェント協調独立、文脈共有なし共有メモリ・コンセンサスによるスウォーム
メモリセッション内のみHNSW ベクトルメモリ(サブミリ秒検索)
学習静的SONA による自己学習
タスクルーティング手動インテリジェント自動ルーティング(精度 89%)
バックグラウンドワーカーなし12 の自動トリガーワーカー
LLM プロバイダーAnthropic のみ5 プロバイダー(フェイルオーバー付き)

プラグイン・エコシステム

Ruflo は 35 のプラグインを提供している。主なプラグインの一例:

プラグイン機能
ruflo-swarm複数エージェントのチーム協調
ruflo-rag-memoryハイブリッド検索・グラフホップ対応 RAG
ruflo-federation異マシン間のセキュアなエージェント連携
ruflo-security-audit脆弱性・CVE スキャン
ruflo-testgenテスト不足の検出と自動生成
ruflo-intelligence過去の成功から学習する自己最適化
ruflo-cost-trackerトークン使用量の追跡とコストアラート

技術スタック

主言語は TypeScript(コードベース全体の大部分)で、AI エンジン・メモリ・埋め込みシステムには Rust が使われている。WASM サンドボックス(rvagent)によるエージェントの安全な実行環境も提供する。フロントエンドは Svelte、コンテナは Docker で自己ホスト可能だ。

まとめ

Ruflo は Claude Code の使い方を変えない。npx ruflo init した後も、既存のワークフローをそのままに、100 以上のエージェントが裏で動き始める。メモリ、自己学習、異マシン間フェデレーション——これらがすべて既存のワークフローに自動で組み込まれる。

まず Claude Code プラグイン版で試し、本番利用が見えたら CLI フルインストールに切り替えるのが現実的な導入ステップだろう。



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