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SecSuite — OSINT収集からAI修復まで統合したオープンソースセキュリティプラットフォームが登場

OSINT収集・Web脆弱性診断・APIセキュリティ評価・AI修復支援を一元化したオープンソースツール「SecSuite」がリリースされた。ローカルAIモデルに対応しており、完全オフラインの閉域環境でも動作する点が大きな特徴だ。

SecSuiteとは

SecSuiteは「TheSecuredAnalyst」プロジェクトが開発したPython製のセキュリティスイートで、GitHub(TheSecuredAnalyst/security-suite)で公開されている。セキュリティ担当者・ペネトレーションテスター・レッドチーム向けに設計されており、モジュール式の拡張性と完全オフライン運用を両立させている。

v0.1.0の主なコンポーネントは次のとおりだ。

CLIとFastAPIベースのREST APIの両方から利用できる。

インストール方法

セットアップスクリプトが用意されており、Python・依存ライブラリ・Ollamaとローカルモデルの導入まで一括で行われる。

# Linux / macOS
bash setup.sh

# Windows(管理者権限不要)
.\setup.ps1

インストール後は secsuite コマンドでCLIを、secsuite serve でFastAPIサーバーを起動できる。

AI統合:Ollama・Claude・GPTに対応

AI分析機能は3つのプロバイダーをサポートする。

プロバイダー特徴
Ollama完全ローカル。APIキー不要。閉域環境で動作可能
Anthropic ClaudeクラウドAPI経由の高品質な分析
OpenAI GPT同上

すべてのAPIキーはオプションであり、Ollamaを使えばAPIキーなしで主要機能をすべて利用できる。

AI修復エンジン — secsuite ai remediate

SecSuiteの中でも特に実用的な機能が secsuite ai remediate だ。静的なレポートを出力するのではなく、スキャン後に発見された問題ごとに 確認・修正・検証用のコマンド をインタラクティブに提示する。

[CHECK]  redis-cli -h 192.168.1.10 ping
[FIX]    sed -i 's/^# requirepass/requirepass strongpassword/' /etc/redis/redis.conf
[VERIFY] redis-cli -h 192.168.1.10 -a strongpassword ping

オペレーターは各コマンドを実行・編集・スキップしながら対話的に問題を解消できる。このプロセス全体は Qwen2.5 や LLaMA 3.2 などのローカルモデル(Ollama)上で動作する。スキャンデータや認証情報が外部サーバーに送信されないため、セキュリティ用途において重要な特徴となる。

APIセキュリティモジュール(apisec

AI修復エンジンとは別に、apisec モジュールはREST APIを専門に担当するテストコンポーネントだ。OpenAPI/Swagger仕様を読み込み、発見されたエンドポイントを体系的にテストする。主な検査項目は次のとおりだ。

スキャン結果の出力とSIEM連携

スキャン結果はJSON・CSV・HTML・Markdownの4形式で出力できる。さらに以下のSIEM連携機能も備えている。

CI/CDパイプラインや既存のセキュリティオーケストレーション基盤への統合も secsuite serve のHTTPエンドポイント経由で可能だ。

まとめ

SecSuiteはOSINT・Web診断・API評価・AI修復を一元化した意欲的なオープンソースプロジェクトだ。Ollamaによる完全オフライン動作は、インターネット非接続の環境でセキュリティ評価を行う必要がある場面で特に有用になる。ペネトレーションテストの各フェーズをシームレスにつなぐ統合ツールとして、今後の機能拡張が注目される。



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