X(旧Twitter)のトレンドに「Claudeのユースケース74選が開発者から絶賛の的」という話題が上がっていた。中身を辿ると、Anthropic公式サイトが公開している Use Cases ページ のことで、Claude・Claude Cowork・Claude Code の活用例を74件、プロンプト例・手順・使う機能の説明付きでまとめたものだった。
何が話題になっているか
きっかけになったのは、AI活用系の発信者・すぐる氏(@SuguruKun_ai)による次のポスト(要約)。
Anthropicが公開している「Claudeのユースケース74選」が手厚すぎて神だった。 Claude / Claude Cowork / Claude Code のユースケースが、プロンプト付き・手順付き・使う機能の説明付きで全部載っている。
反響の理由は、単に「Claudeで何ができるか」の紹介ではなく「どうやるか」まで各ページに書かれている点にある。
74件は11カテゴリに分類されていた(2026年7月時点)
Use Casesページの活用例は、対象読者別に11のカテゴリへ整理されていた。件数の内訳は次のとおり。
- Personal(個人向け): 15件
- Professional(プロフェッショナル向け): 15件
- Nonprofits(非営利団体向け): 12件
- Education(教育向け): 11件
- Finance / Research / Sales / Legal / Life Sciences / Marketing / HR(各業種向け、残り7カテゴリで計21件)
個人ユーザーから非営利団体、教育機関、金融・法務・人事といった業種別の実務まで幅広くカバーする構成だった。
追記(2026-09-01): その後 Use Cases ページは再編されており、現在はカテゴリが General / Marketing / Product / Engineering / HR / Finance / Operations / Data / Design / Legal / Sales / Research / Education / Personal の14種類、ページ全体も対象読者別ではなく製品別(Claude.ai / Claude Cowork / Claude in Chrome)の構成に変わっている。「74選」という件数表示もページ上からは無くなった。上記の内訳は2026年7月時点のスナップショットとして読んでほしい。
具体的にどんな例が載っているか
話題になったポストで紹介されていた例をいくつか挙げる。
- コードを書かずにポートフォリオサイトを作る —
Artifacts機能を使い、指示の出し方まで手順化されている - 散らかった180個のファイルを5つのフォルダに自動整理 —
Claude Coworkにフォルダを読ませて分類させる手順 - ブランドアセット(ロゴ・配色・フォント)の一括生成 —
Projects機能にブランド情報を保存し、繰り返し使い回す流れ - 投資メモのドラフトを自動作成 — 財務データの読み方とプロンプト例のセット
いずれも「Claudeで何ができるか」ではなく「どうやるか」まで踏み込んでいるのが特徴で、これが「手厚い」と評価されている理由になっている。
Claude Cowork はClaude Codeのエージェント基盤をコーディング以外の知的労働に持ち込んだ機能。2026年1月12日にmacOS版Claude Desktopのリサーチプレビューとして Max プラン向けに公開され、1月16日に Pro プランへ拡大、4月9日に macOS / Windows で正式提供が始まった。ローカルフォルダを直接読み書きしてファイル整理やレポート作成を代行するほか、ブラウザ操作も行う(デスクトップではアプリ内蔵ブラウザがデフォルトで、Claude in Chrome を使っている場合はそちらが使われる)。有料プラン(Pro / Max / Team / Enterprise)で利用できる。
所感
公式ドキュメントが「機能一覧」ではなく「レシピ集」として機能している点が興味深い。プロンプトエンジニアリングのハードルは、機能そのものの理解ではなく「その機能を使って具体的に何を指示すればよいか」がわからないことにある場合が多い。Use Casesページはその橋渡しをレシピ集の形でカバーしていた。社内でのAI活用を広げたい場合の教材としても使い勝手が良さそうだ。
まだ触っていない場合は、自分の業種・目的に近いカテゴリから覗いてみるのがおすすめ。