EDINET XBRLをPythonで扱う — edinet-xbrlライブラリの使い方

EDINETで公開されている有価証券報告書のXBRLファイルを、Pythonで効率的にパース・活用する方法を紹介する。edinet-xbrl ライブラリを使えば、複雑なXBRL仕様を意識せずにデータを抽出できる。 EDINETとXBRLとは EDINET(Electronic Disclosure for Investors’ NETwork)は、金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類を電子的に提出・閲覧するためのシステムだ。金融庁が運営しており、上場企業の決算書データをXBRL形式でダウンロードできる。 XBRL(eXtensible Business Reporting Language)は、財務・経営・投資情報を標準化されたXMLベースで記述するための言語だ。構造化されたデータとしてマシンリーダブルだが、仕様が複雑で、そのまま扱うのは難易度が高い。 edinet-xbrl ライブラリ BuffettCode/edinet_xbrl は、EDINETのXBRLファイルをPythonオブジェクトとして扱えるようにするライブラリだ。 インストール 1 pip install edinet-xbrl 基本的な使い方 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 from edinet_xbrl.edinet_xbrl_parser import EdinetXbrlParser # パーサーの初期化 parser = EdinetXbrlParser() # XBRLファイルをパースしてデータコンテナを取得 xbrl_file_path = "path/to/your/xbrl/file.xbrl" edinet_xbrl_object = parser.parse_file(xbrl_file_path) # 例: 該当年度の総資産を取得 key = "jppfs_cor:Assets" context_ref = "CurrentYearInstant" current_year_assets = edinet_xbrl_object.get_data_by_context_ref(key, context_ref).get_value() key と context_ref の特定 XBRLでは、取得したいデータ項目を key(タクソノミ要素 = データ項目の識別子)と context_ref(コンテキスト参照 = 期間や連結/単体などの条件)の組み合わせで指定する。jppfs_cor は日本GAAP財務諸表のタクソノミ名前空間だ。これらを特定するには: ...

2026年4月6日 · 1 分

fast-jwt の認証バイパス脆弱性 CVE-2026-34950 — 空白文字一つで JWT 認証が突破される

JWT 認証ライブラリ fast-jwt に重大な脆弱性が発見された。公開鍵の先頭に空白文字や改行があるだけで認証が突破される可能性があり、影響はバージョン 6.1.0 以下に及ぶ。 fast-jwt とは fast-jwt は Node.js 向けの高速な JWT(JSON Web Token)の署名・検証ライブラリ。パフォーマンスを重視した実装で広く利用されているが、今回その内部の文字列処理と正規表現の甘さが致命的な脆弱性につながった。 CVE-2026-34950: 空白文字による認証バイパス 問題の概要 CVSS スコア 9.1(Critical) の深刻な脆弱性。公開鍵の検証に使われている正規表現が、文字列の先頭を厳密に検証していないという欠陥に起因する。 攻撃メカニズム 公開鍵の先頭にスペースや改行文字(\n)が含まれると、正規表現による公開鍵の検証が失敗する。その結果、公開鍵が HMAC 用の秘密鍵として誤って扱われ、攻撃者は任意のトークンを署名できてしまう。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 // 通常の公開鍵(検証成功) -----BEGIN PUBLIC KEY----- ... -----END PUBLIC KEY----- // 先頭に空白が入った場合(検証失敗 → HMAC 鍵として扱われる) -----BEGIN PUBLIC KEY----- ... -----END PUBLIC KEY----- これは過去に修正されたはずの CVE-2023-48223(アルゴリズム混同攻撃)と同様の攻撃を再び可能にする。前回の修正が不完全だったことが根本原因だ。 ...

2026年4月6日 · 1 分

Gemma 4 31Bの脱獄モデル「CRACK」登場 — Abliteration技術でセーフティを除去

Google の Gemma 4 31B モデルをベースに、安全性制限を除去した「Gemma-4-31B-JANG_4M-CRACK」が Hugging Face で公開された。開発元の dealignai は、Abliteration(アブリテレーション)と呼ばれる手法でモデルの拒否行動を除去した。知識性能の劣化は MMLU で -2.0% にとどまる。 Abliteration とは何か Abliteration は、LLM の学習済み拒否メカニズムを再学習なしで除去する手法だ。2024年頃から研究が進み、現在では複数のバリエーションが存在する。 基本的な仕組みは以下の通り: 拒否方向の特定: 有害なプロンプトと無害なプロンプトをモデルに入力し、残差ストリーム(Transformer 内部の中間表現が流れる経路)の活性化を記録する。両者の平均差分ベクトルが「拒否方向」(refusal direction)となる 重み直交化: 特定した拒否方向に対してモデルの重み行列を直交化(orthogonalization)する。直感的には、拒否方向の成分を重みから差し引く操作にあたる。これにより、モデルはその方向への活性化を生成できなくなる 性能保持: 拒否方向のみをターゲットにするため、モデルの汎用的な知識や推論能力への影響は最小限に抑えられる 最近の改良版である Norm-Preserving Biprojected Abliteration では、ベクトルのノルムを保持しながら除去を行うことで、さらに性能劣化を抑えている。 CRACK モデルのスペック 項目 値 ベースモデル google/gemma-4-31b-it アーキテクチャ Dense Transformer + Hybrid Sliding/Global Attention 量子化プロファイル JANG_4M(CRITICAL=8-bit, COMPRESS=4-bit) 平均ビット数 5.1 bits モデルサイズ 18 GB ビジョン マルチモーダル対応(ビジョンエンコーダは量子化せず float16 を維持) フォーマット JANG v2(MLX ネイティブ safetensors) JANG_4M のビット割り当て JANG プロファイルの特徴は、アテンション層とMLP層で異なるビット精度を割り当てる点にある: CRITICAL(8-bit): Attention の Q/K/V/O 重み、エンベディング COMPRESS(4-bit): MLP の gate/up/down projection、その他の重み Dense モデルは MLP 部分の量子化耐性が高いため、この戦略により 18GB という実用的なサイズを実現している。 ...

2026年4月6日 · 1 分

OpenClaw + Ollama + Gemma4 でローカル無料AIエージェントを構築する

API課金なしで、ローカル環境にAIエージェントを無制限で運用できるセットアップ方法を紹介します。OpenClaw(エージェントインターフェース)+ Ollama(ローカルモデルサーバー)+ Gemma4(推論エンジン)の組み合わせにより、Telegram・Discord・LINEなどの既存チャンネルともシームレスに連携できます。 構成概要 コンポーネント 役割 OpenClaw AIエージェントのインターフェース・オーケストレーション Ollama ローカルLLMサーバー(モデルの管理・API提供) Gemma4 推論エンジン(Google製オープンモデル) この3つを組み合わせることで、クラウドAPIへの依存なしにフル機能のAIエージェントが動作します。 セットアップ手順 1. Ollama のインストール 1 2 3 4 5 # macOS / Linux curl -fsSL https://ollama.ai/install.sh | sh # Windows # https://ollama.ai から インストーラーをダウンロード 2. Gemma4 モデルの取得 1 ollama pull gemma4 3. OpenClaw のインストール 1 npm install -g openclaw 4. オンボーディングウィザードの実行 1 openclaw onboard ウィザードに従ってOllama接続設定とチャンネル連携(Telegram・Discord・LINEなど)を行います。 ...

2026年4月6日 · 1 分

AutoAgent — AIがAIを育てる自己改善エージェントOSSライブラリ

AIエージェントの性能を左右する「ハーネス」を、AI自身が自律的に改善するOSSライブラリ AutoAgent が公開されました。ハーネスとは、システムプロンプト・ツール・オーケストレーションから成るエージェントの構成一式のことです。24時間の自律最適化だけで、SpreadsheetBench と TerminalBench の2つのベンチマークで世界1位を達成しています。 AutoAgent とは AutoAgent は Kevin Gu 氏(Third Layer CTO)が開発したPython製OSSライブラリで、「AIがAIを育てる」仕組みを提供します。 従来、AIエージェントを実用レベルにするには、システムプロンプトの調整、ツールの追加、実行フローの設計といった「ハーネス設計」が不可欠でした。この作業は専門知識を要し、1つのハーネスに何日もかかることがあります。AutoAgent はこのハーネス設計をAI自身に任せることで、人間の手動チューニングを超える精度を実現しました。 GitHub: kevinrgu/autoagent ライセンス: MIT 言語: Python ベンチマーク結果 ベンチマーク スコア 順位 SpreadsheetBench 96.5% 1位 TerminalBench(GPT-5スコア) 55.1% 1位 他のエントリーはすべて人間が手動チューニングしたものです。AutoAgentだけが自律的にこのスコアに到達しました。 仕組み: メタエージェントとタスクエージェント AutoAgent は2つのAIの役割分担で動作します。 メタエージェント(コーチ役) ハーネスを改良することが仕事。タスクエージェントの失敗トレースを読み、プロンプト・ツール・オーケストレーションを書き換えます。 タスクエージェント(選手役) 実際のタスクをこなすことが仕事。メタエージェントが設計したハーネスに従って作業を実行します。 最適化ループ 人間がやることは、AutoAgent の設定ファイル program.md にゴール(成功の定義)を書くだけです。あとはAIが24時間、以下のループを回します: メタエージェントがハーネスを書き換える タスクエージェントがタスクを実行する スコアを測定する 失敗トレースを分析し「なぜ失敗したか」を特定する 改善なら採用、悪化なら元に戻す 1に戻る これを数千の並列サンドボックス(隔離された実行環境)で同時実行します。 なぜAIのほうが上手く改善できるのか — 「モデル共感」 人間はどうしても自分の感覚でAIを設計してしまいます。しかし、AIは人間とは異なる思考回路で動いています。 同じモデル同士(例: Claude × Claude)でペアリングすると、コーチ(メタエージェント)は選手(タスクエージェント)の「失敗パターン」を自分ごととして理解できます。同じ重みを共有しているため、内側のモデルがどう推論するかを正確に把握できるのです。 AutoAgent の開発チームはこれを 「モデル共感(model empathy)」 と呼んでいます。実際に、Claude メタエージェント + Claude タスクエージェントの組み合わせは、Claude メタエージェント + GPT タスクエージェントの組み合わせよりも高い性能を示しました。 ...

2026年4月5日 · 2 分

claw-code-local — Claude Code風のAIコーディングエージェントをローカルLLMで動かす

Claude Code ライクなターミナル AI コーディングエージェントを、Anthropic API なしでローカル LLM で動かせる「claw-code-local」が登場しました。Rust で実装された軽量・高速なツールで、Ollama や LM Studio など好みの LLM バックエンドを自由に選べます。 claw-code-local とは claw-code-local は、Claude Code のアーキテクチャをクリーンルーム方式(既存コードを参照せず仕様から独自に再実装する手法)で作られた「Claw Code」のフォークです。ローカル LLM や任意の OpenAI 互換エンドポイントに接続できるよう拡張されています。 オリジナルの Claw Code は Rust で書かれたマルチプロバイダー API レイヤーを持っていましたが、実際のバイナリにはその機能が組み込まれていませんでした。claw-code-local はこの部分を修正し、Ollama、LM Studio、OpenAI、xAI など様々なプロバイダーに接続できるようにしています。 主な特徴 ローカル LLM 対応: Ollama、LM Studio、その他 OpenAI 互換エンドポイントで動作 Rust 実装: 軽量・高速なバイナリ マルチプラットフォーム: Windows、Linux、macOS に対応 コストゼロ: ローカル LLM を使えば API 費用が不要 プライバシー保護: コードが外部サーバーに送信されないため、機密情報の漏洩リスクを低減 セットアップ手順 1. リポジトリのクローンとビルド 1 2 3 git clone https://github.com/codetwentyfive/claw-code-local.git cd claw-code-local/rust cargo build -p rusty-claude-cli --release ビルド後のバイナリは以下に生成されます: ...

2026年4月5日 · 2 分

Karpathy の LLM Wiki — AIエージェントが育てる個人ナレッジベースという新パターン

Andrej Karpathy が GitHub に「ファイル1つ」をアップロードし、10時間で星1,700超・フォーク300超を記録した。コードでもアプリでもない、マークダウン文書1枚だ。名前は llm-wiki.md。この文書が提案するのは、LLM エージェントに個人ナレッジベース(Wiki)を継続的に構築・保守させるというパターンだ。 RAG の限界 — 毎回ゼロから読み直す問題 現在、多くの人が AI に対してやっていることは「ファイルを渡して要約させる」「質問のたびにドキュメントを検索させる」の繰り返しだ。これは RAG(Retrieval-Augmented Generation: 検索で補強した文章生成)と呼ばれる手法で、技術的には問題ない。 しかし Karpathy はこの方式を「毎日同じ本を初めて読む人に質問を投げるようなもの」と表現する。AI は昨日読んだ内容を今日忘れる。蓄積がない。5つの文書を横断して初めてわかる微妙な問いには、毎回断片をかき集めて一からつなぎ合わせる必要がある。 LLM Wiki のアイデア — 知識を「積み上げる」 Karpathy が提案するのは、AI にドキュメントを読ませるたびにWiki を更新させるというアプローチだ。 新しい資料を投入するたびに、AI は: 要約ページを作成する 既存のエンティティページ・概念ページを更新する 相互参照リンクを張る 矛盾があればフラグを立てる インデックスとログを更新する つまり、知識は一度コンパイルされて保持され、クエリのたびに再導出されるのではない。Wiki は永続的で複利的に成長するアーティファクトになる。 三層構造 LLM Wiki のアーキテクチャはシンプルな三層構造だ。 1. Raw Sources(原本資料) 論文、記事、メモなど、ユーザーがキュレーションした元資料。AI はこれを読むだけで、絶対に変更しない。これが信頼できる唯一の情報源(source of truth)となる。 2. Wiki(知識ベース) AI が生成・保守するマークダウンファイル群。要約ページ、エンティティページ、概念ページ、比較ページ、概要、統合的な考察など。ユーザーが読み、AI が書く。 3. Schema(設定) AI に「この Wiki をどう管理するか」を伝える設定ファイル。Karpathy は AI エージェントの設定ファイル(CLAUDE.md や AGENTS.md)に置くことを推奨している。Wiki の構造、命名規則、取り込みワークフロー、回答フォーマットなどを定義する。 三つの基本操作 操作 内容 Ingest(取り込み) 新しい資料を投入し、AI に読ませて Wiki を更新させる。1つの資料で10〜15ページが更新されることもある Query(質問) Wiki に対して質問する。AI はインデックスから関連ページを探し、統合的に回答する。良い回答は新しい Wiki ページとして保存できる Lint(保守) 定期的に Wiki の健全性をチェックする。矛盾、古い記述、孤立ページ、欠落リンクなどを検出・修正する 「アイデアファイル」という新しい共有形態 この llm-wiki.md が爆発的に広まった理由について、Karpathy 自身がこう述べている: ...

2026年4月5日 · 1 分

【文京区】区報ぶんきょう 2026年3月25日号まとめ — 充電式電池の回収開始・つつじまつり・こども通園制度ほか

文京区が発行する「区報ぶんきょう」令和8年(2026年)3月25日号(No.1880)の主要トピックをまとめました。充電式電池の回収体制拡充、4月からの組織改正、第55回つつじまつりなど、区民に関わる情報が多数掲載されています。 小型充電式電池の適切な廃棄にご協力を 今号の1面トピックは、小型充電式電池の廃棄についてです。充電式電池を誤って廃棄すると発熱・発火の恐れがあり、文京区でもモバイルバッテリーなどによる清掃車両の発火事故が発生しています。 10月から集積所での回収を予定 回収対象: ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、モバイルバッテリー、小型充電式電池内蔵製品(30cm未満のもの) ハンディファン、ワイヤレスイヤフォン、電子タバコ、シェーバー等も対象で、膨張・変形している電池も回収されます。 常設の回収窓口: 回収場所 受付時間 シビックセンター17階 リサイクル清掃課 平日 8:30〜17:00 文京清掃事務所(小石川地方合同庁舎1階) 8:00〜16:10(日曜、年末年始を除く) 播磨坂清掃事業所 2階受付 同上 4月〜9月は地域活動センターでの出張回収窓口も設置されます(全て火曜、10:00〜15:00)。 問合せ: リサイクル清掃課 03-5803-1184 / 文京清掃事務所 03-3813-6661 4月から区の組織が一部変わります こども施策部門の再編 「こどもの権利に関する条例」の制定及び「若者計画」の策定を契機に、こども若者施策をより一層推進するため、組織を再構築します。 部の名称を「子ども家庭部」から「こども未来部」に変更 「子育て支援課」と「こども施策推進担当課長」を再編 こども若者施策の総合調整やこどもの権利擁護などに取り組む「こども若者政策課」を新設 こども若者支援や子育て支援、青少年健全育成などに取り組む「こども若者支援課」を設置 教育部門の見直し 「学務課」を「学校運営課」と「学校施設課」の2課に再編 「児童青少年課」から「児童課」に名称変更 区政功労者表彰 多年にわたり各方面で活躍し、区政の進展に尽くされた方々が区政功労者として表彰されました。表彰式は3月15日にシビックホール小ホールで開催。 特別区政功労表彰: 2人 区政功労表彰: 57人 教育・衛生・社会福祉、消防団員、地域自治振興功労者など幅広い分野で表彰されています。 車いすステーション事業を区内全域で実施 一時的に車いすが必要な方のために、最大1週間車いすを貸し出す「車いすステーション事業」が区内全域に拡大されました。 天候の悪化やけがなどで一時的に車いすが必要な区内在住者が対象で、事前に空き状況を電話で確認し、身分証明書(マイナンバーや運転免許証など)を持参のうえ、直接ステーションへ。 区内各所の高齢者あんしん相談センターやワークスペースなど多数のステーションが設置されています。 後期高齢者医療制度の保険料率が決定(8・9年度) 後期高齢者医療制度の保険料率は2年ごとに見直しを行い、東京都内で均一です。今回の改定より、子ども・子育て支援金制度が導入されます。 医療分の最高限度額: 85万円 子ども・子育て支援金分の最高限度額: 2万1千円 8年度年間保険料 = 医療分 + 子ども・子育て支援金分 医療分 = 均等割額 53,300円 + 保険料計算のもととなる所得金額 × 9.88% 子ども・子育て支援金分 = 均等割額 1,300円 + 保険料計算のもととなる所得金額 × 0.26% 各種軽減措置(均等割額の軽減、所得割額の軽減、被扶養者の軽減)も継続されます。 ...

2026年4月3日 · 2 分

Anthropic Conway とは — 24時間稼働する常駐型AIエージェントの全貌

Anthropic が開発中の常駐型AIエージェント「Conway」のリーク情報が話題になっています。従来のチャットベースのやり取りとは異なり、24時間バックグラウンドで稼働し続けます。いわば「AI従業員」として機能する次世代エージェント環境です。 Conway の概要 Conway は、Anthropic が内部テスト中の常駐型(Always-On)AIエージェント環境です。TestingCatalog が 2026年4月にスクープし、その存在が明らかになりました。ユーザーのシステムやブラウザ上にサイドバーとして常駐し、ユーザーが操作していなくても裏側で継続的にタスクを実行できます。 Claude がこれまで提供してきた「対話型アシスタント」から、「自律的に業務を遂行するエージェント」への進化を示すプロダクトと位置づけられています。 主な特徴 Always-On(常時稼働) Conway の最大の特徴は、ユーザーが待機していなくてもバックグラウンドで常に稼働し続ける点です。従来の Claude のようにプロンプトを送って応答を待つワンショット型ではなく、永続的なプロセスとして動作します。 Webhook 連携 外部アプリケーションからの通知をトリガーに自動実行が可能です。Webhook セクションでは、外部サービスがインスタンスを起動するためのパブリック URL が提供されます。サービスレベルのトグルでトリガーのオン・オフを制御できます。例えば以下のようなユースケースが考えられます: メール受信時に自動で要約・分類 GitHub の Issue 作成をトリガーに調査を開始 Slack のメンション通知をきっかけに対応を自動化 ブラウザ操作と Claude Code 連携 Conway は Chrome ブラウザの操作が可能で、Web上のマルチステップタスクを自律的に処理できます。また、Claude Code(リーク情報では「Epitaxy」というコードネームも言及)との連携も備えており、コーディングタスクも自動化の範囲に含まれます。 独自拡張規格「.cnw」 Anthropic は Extensions エリアを準備しており、ユーザーがカスタムツール、UIタブ、コンテキストハンドラをインストールできるようになります。.cnw.zip ファイルのドロップに対応した独自の拡張パッケージ規格が用意されており、サードパーティのアドオンフレームワークとしての展開が見込まれます。 技術的なアーキテクチャ リーク情報から判明している Conway の構成要素は以下の通りです: コンポーネント 説明 独立 UI インスタンス サイドバー形式で常駐 Webhook エンドポイント 外部サービスからのイベント受信 ブラウザ操作 Chrome を通じた Web 操作 Claude Code 連携 コーディングタスクの自動実行 通知システム タスク完了等の通知送信 Extensions .cnw 形式のプラグイン機構 既存ツールとの違い 現在の Claude Desktop や Claude Code は、いずれもユーザーの入力をトリガーとして動作する対話型ツールです。Conway はこれらとは異なり、外部からのイベント(通知やスケジュール)をトリガーに自律的に動くエージェントとして位置づけられます。 ...

2026年4月3日 · 1 分

Claude Code 開発で機能が静かにデグレードする — 出力品質テストで防ぐ方法

Claude Code でリファクタリングや新機能追加を行うと、既存機能の出力品質が意図せず劣化することがある。機能は正しく動いておりテストも通るが、ユーザーが期待する情報が出力から消えている。この記事では、実際に遭遇した「静かなデグレード」の事例と、出力仕様テストによる対策を紹介する。 何が起きたか 日本株・BTC のトレーディングシステムで、日次の投資提案を GitHub Issues に自動投稿している。このシステムにポートフォリオ統合最適化機能を追加した際、以下の流れで問題が発生した。 統合最適化機能を追加。成功時は 1 つの統合 Issue に「市場概要」「総評」を含む詳細な分析を出力する設計 失敗時のフォールバックとして、銘柄別 Issue + サマリー Issue を作成するパスも実装 テスト全パス、PR マージ ある日、ポートフォリオ最適化が失敗しフォールバックが発動 サマリー Issue を見るとポートフォリオ一覧とリンクテーブルだけ — 「結局ホールドすべき?買うべき?」がわからない 統合パスには存在する「銘柄横断の総評」が、フォールバックパスでは最初から実装されていなかった。しかしテストは両方とも通っていた。 サマリー Issue の Before / After デグレード状態(修正前): 1 2 3 4 5 6 7 # 2026-04-03 総合投資評価 ## 現在のポートフォリオ (ポジション一覧テーブル) ## 銘柄別計画 (リンクテーブル) ## 子課題チェックリスト (チェックボックス一覧) 修正後: ...

2026年4月3日 · 3 分