Matt Pocock の「Skills for Real Engineers」— Claude Code に現場のエンジニアリング作法を仕込む Markdown スキル集

TypeScript 界の著名エンジニア Matt Pocock が公開した「Skills for Real Engineers」が、公開 24 時間で 22,000 スター、現在は 64,000 スター超えという驚異的な勢いで注目を集めている。 GitHub: mattpocock/skills 本記事では、このスキル集の設計思想・解決する問題・導入手順を紹介する。 Skills for Real Engineers とは 「Skills for Real Engineers」は、Claude Code や Codex などの AI コーディングエージェントに「現場のエンジニアリング作法」を仕込むための Markdown ファイル集だ。 My agent skills that I use every day to do real engineering - not vibe coding. Matt Pocock 自身が毎日使っているエージェントスキルをそのままオープンソースとして公開したもので、「ノリでコーディング(vibe coding)」ではなく、現実のアプリケーション開発で機能する設計になっている。 なぜ必要なのか — AI 開発 3 大失敗パターン AI 開発で誰もがハマる以下の問題を解決するために設計されている。 1. エージェントが意図を汲まない エンジニアと AI の間の「コミュニケーションギャップ」が最大の失敗原因。エージェントは何を作りたいかを正確に理解していないまま実装を進める。 解決スキル: /grill-me — コード不要のユースケースで詳細なヒアリングを実施 /grill-with-docs — ドキュメント生成も含めた上位版 2. コードがいつまでも動かない エージェントは「動いている」と思っていても、実際には壊れていることがある。テストと実装の間にギャップが生まれやすい。このスキル集にはテスト駆動の実装フローを強制するスキルも含まれている。 ...

2026年4月30日 · 3 分

トレーダーのSランクスキル5選 — 11年・資産1億超のベテランが語る地味だが本質的な能力

トレードを11年続け、資産1億円を超えたトレーダー・rumaさん(@FxRumasan)が、勝てるトレーダーに共通する「Sランクスキル」を5つ解説した。 勝っている人は特別な才能ではなく、むしろ、地味すぎる能力が異常に高い。そして、これは後天的に育てられます。 特別な才能や情報網ではなく、地味だが確実に鍛えられるスキルこそが、資産を増やすトレーダーの共通点だという。 ① 選捨力 トレードは「何を得るか」より、「何を捨てるか」の方が大事。 インジケーターを捨てる SNSの情報を捨てる 無駄なエントリーを捨てる 一見シンプルに聞こえるが、「捨てる」には相当な勇気がいるし、捨てられないと脳がパンクする。情報Aは買いなのに、情報Bは売り、情報Cはレンジ……と矛盾する情報を抱え込んで、結局一生取引できなくなる。 知識を足し続けても、いつか脳からあふれ出して何が正解かわからなくなる。停滞しているトレーダーは、知識不足ではなく「知識肥満」なのだ。 ② 諦め力 相場の9割はわからないし、SNSの人間の言葉の9割も適当に言っているだけ。それなのに多くの人は、全部を理解しようとして自滅してしまう。 意味不明な相場。分かり合えない人。ノイズだらけのSNS。 これらに全反応していたら人生がパンクする。特に勝てない人ほど、分からないものに名前を付けたがる。「これは押し目だ」「これは騙しだ」「これは大口の仕掛けだ」——いや、ただ分からないだけだ。 分からないものを「わっかんねぇ」と言って捨てられる人は強い。相場の9割は、解く問題ではなく、捨てる問題だ。 ③ 暇耐力 負けているトレーダーは、働きすぎなのだ。 短期トレードでも意外とポジれる場所って少ないし、最悪、一週間何もしないことだってある。でも多くの人は勤勉なので、この暇に耐えられず「より稼ぐ方へ」と努力してしまう。 SNSで稼げそうな情報を試す。分からない相場を分かろうとする。入らなくていい場所で入る。 最後は「もっと稼ぎたい」という「努力」で資金を減らすのです。 トレードはポジションを増やせば利益も増えるわけではない。大切なのは、自分のやるべきことを明確にしたら、無駄に触らないこと。触らないから資金が残る。触らないから増やすチャンスが残る。 ④ 執行力 地味だが、5つの中で最も重要なスキルといえる。 相場って、知っているだけの人間には1円も払ってくれない。どれだけ良い理論を知っていても、最後に実行できなければ、ただのチャート評論家だ。 トレーダーと評論家の違いは、リスクを定義して、実際に執行できるかどうか。 ここは自分のルール上、入る場面なのにビビって逃げる ここは損切りする場面なのに、戻ることを祈る ここは見送る場面なのに、欲に負けて触る これを繰り返しているうちは、資産はなかなか増えない。億を超えるようなトレーダーは「未来が見えている!」「特別な情報網がある!」と思われがちだが、本質的に凄いのは、リスクを取る場面と、リスクを避ける場面の線引きが明確なこと。そして、その線引きを守る執行力がある。 入る。切る。待つ。やめる。 この地味な行動を、毎回ブレずにやれる人が強い。 ⑤ 俯瞰力 下手なうちは、チャートを見ているようで、いつの間にか自分の願望を軸にトレードしている。 買っていたら、買い根拠だけ探す。売っていたら、売り根拠だけ探す。 それもう分析じゃない。祈りだ。 上手いトレーダーは、一歩引いて見られるように設計する。 ✅ 売り目線、買い目線を一緒に考察 ✅ ポジションを取ったらTP/SLを設定する ✅ 負けた後のルールを事前に設定する このように、弱くても設計さえできれば、俯瞰力は身に付く。そして、俯瞰さえあれば、トレードは大損しないから。 まとめ rumaさんが定義するSランクスキルは、 捨てる。諦める。待つ。実行する。俯瞰する。 この5つを、誰よりも淡々と続けられる人だ。 重要なのは、これは後天的に身に付くスキルだということ。 rumaさん自身、かつてはいずれも弱かったと振り返る。捨てられないし、頑固だったし、待てないし、ビビるし、すぐ頭が真っ白になる。でも「自分で何をすべきか気づける才能」だけはあったのかもしれない。日常の中で意識して直し、少しずつ身につけていった。 まずこの5つの中で、自分が一番弱いものを自覚して、少しずつ意識してみてください。そこが変わるだけで、トレードはかなり変わりますから。 — ruma (@FxRumasan) Source: ruma (@FxRumasan) on X

2026年4月30日 · 1 分

Claude Code の Skills が会話ごとにずれる原因は auto-memory だった — 1行で直す方法

Claude Code の Skills を使い込むうちに「あれ、前と挙動が違う……」と感じたことはないだろうか。~/.claude/settings.json に 1 行追記するだけで解決できる。原因は auto-memory だ。 Claude Code の auto-memory が Skills の挙動を変える仕組み Claude Code は会話のたびに学習内容を Memory(~/.claude/projects/.../memory/MEMORY.md)へ自動で書き込む機能(auto-memory)を持っている。 問題はこの Memory の内容が次の会話でコンテキストウィンドウに自動挿入される点だ。これにより、Skills に記述した指示と競合し、設計どおりの挙動から少しずつずれていく。 会話を重ねるほど症状が顕著になるため、原因の特定に時間がかかりやすい。 解決策:autoMemoryEnabled: false ~/.claude/settings.json に 1 行追記するだけで解決する。ファイルが存在しない場合は新規作成し、既存の設定がある場合は {} 内に追記する。 1 2 3 { "autoMemoryEnabled": false } これで Memory への自動書き込み・読み込みが停止し、auto-memory 機能全体が無効化される。 影響範囲 機能 autoMemoryEnabled: false にしたときの変化 Memory への自動書き込み・読み込み 停止 CLAUDE.md の読み込み 変化なし(従来どおり動作) Skills に書いたルールの適用 変化なし(従来どおり動作) CLAUDE.md や Skills の設定はそのまま有効なので、プロジェクト固有のルールが失われる心配はない。 ...

2026年4月21日 · 1 分

Claude Code スキル活用の知見:Anthropic 社内での実践から学んだこと

Anthropic で Claude Code を開発している Thariq が、社内での大規模なスキル活用から得た知見をまとめたノートが公開された。スキルは Claude Code の最も使われる拡張ポイントの一つであり、柔軟で作りやすく配布もしやすい。しかしその柔軟性ゆえに「何が正解か」を判断しにくいという問題もある。本記事はそのノートの内容を日本語でまとめたものだ。 スキルとは何か スキルは「ただの Markdown ファイル」という誤解が多いが、実際にはスクリプト・アセット・データなどを含むフォルダー全体がスキルだ。Claude Code では動的なフックの登録など多彩な設定オプションも提供されている。 最も面白いスキルは、こうした設定オプションやフォルダー構造をクリエイティブに活用しているものだ。 スキルの 9 つのカテゴリ 社内のスキルを棚卸ししたところ、いくつかのカテゴリに分類できた。最も優れたスキルは一つのカテゴリに綺麗に収まる。自組織でどのカテゴリが欠けているかを確認するのに役立つ。 1. ライブラリ・API リファレンス ライブラリ、CLI、SDK の正しい使い方を説明するスキル。内部ライブラリや Claude Code が苦手とする一般的なライブラリを対象にする。参照コードスニペットのフォルダーや、Claude が避けるべき「落とし穴(gotchas)」リストを含めることが多い。 例: billing-lib — 社内課金ライブラリのエッジケースや注意点 internal-platform-cli — 社内 CLI の全サブコマンドと使用例 frontend-design — 自社デザインシステムに Claude を合わせる 2. プロダクト検証 コードが正しく動作しているかをテスト・検証するスキル。Playwright や tmux などの外部ツールと組み合わせることが多い。検証スキルは Claude のアウトプットの正確性を担保するために極めて有用で、エンジニアが 1 週間かけて磨き上げる価値がある。 出力の動画録画や各ステップでのプログラムによるアサーションなどの手法も有効だ。 例: signup-flow-driver — サインアップ → メール確認 → オンボーディングをヘッドレスブラウザで実行 checkout-verifier — Stripe テストカードでチェックアウト UI を操作し、請求書の状態を確認 tmux-cli-driver — TTY が必要なインタラクティブ CLI テスト用 3. データ取得・分析 データ・監視スタックに接続するスキル。認証情報付きでデータを取得するライブラリ、特定のダッシュボード ID、一般的なワークフローの手順などを含む。 ...

2026年3月17日 · 2 分