Claude Codeで東証の株取引を半自動化する【ペーパートレードで-19万円編】

Claude Code を使って東証の株取引を半自動化するシリーズ。ペーパートレード開始から5日間で14件の決済が行われ、勝率0%、実現損失は-186,250円。全敗だった。しかし、これはペーパートレードだからこそ見つけられた17件のバグの記録でもある。 免責事項: 本記事は技術的な解説であり、特定の投資戦略や銘柄を推奨するものではない。株式投資には元本割れのリスクがある。投資判断は自己責任で行うこと。また、APIを介した自動売買にはプログラムの不具合による意図しない発注のリスクが伴う。必ず少額から始め、十分な検証を経てから運用すること。 8連敗からの始まり ペーパートレード開始から3日目。決算データを使った戦略が8連敗した。損失は-68,550円。 下降トレンド中でも買う。損切り直後に同じ銘柄を再び買う。ストップ幅が狭すぎて、通常の値動きで損切りに引っかかる。人間のトレーダーなら「3連敗したら今日はやめよう」と判断する。AIにはその判断が最初からプログラムされていなかった。 タイミングも悪かった。ペーパートレードを始めた週、イラン情勢の緊迫化で日経平均もTOPIXも大幅に下落していた。バグだらけのシステムが、下落相場に突っ込んだ格好だ。 AIが書いたコードは「動く」。だが「正しく動く」とは限らない このシリーズでは、Claude Code を使って東証の株取引を半自動化する方法を紹介してきた。プログラミング不要で、AIに「やって」と言うだけ。それは嘘ではない。実際に Claude Code はスクリーニングから発注まで、動くコードを書いてくれた。 問題は「動く」と「正しく動く」の間に深い溝があることだ。 ペーパートレードを始めてから5日間で、17件のバグが見つかった。全て、ライブでも同じように発生するバグだ。一つ残らず実弾を撃つ前に発見できた。逆に言えば、ペーパートレードをスキップしていたら、17個の地雷を踏みながらライブトレードをしていたことになる。 「AIで簡単に自動売買」はSNSでよく見かけるフレーズだ。ツールとしてのAIは確かに強力だが、「簡単に」の部分は幻想だ。少なくとも私の場合はそうだった。長年コードを書いてきたエンジニアが、Claude Code にコードを書かせて、それでも17件のバグを出した。 ここから先は、その17件のうち特に危険だったものを紹介する。 放置すれば資金が溶けるバグ 8連敗して止まらない 冒頭の決算系戦略8連敗。-68,550円。 原因は安全機構の欠如だ。クールダウン(損切り後に一定期間エントリーを見送る仕組み)がない。戦略あたりのポジション上限がない。動的ストップ(値動き幅に応じて損切りラインを調整する仕組み)がない。 AIは「損切りラインを-5%に設定する」コードは書ける。だが「この銘柄のボラティリティなら-5%は狭すぎる」という判断はしない。ATR(平均的な1日の値動き幅)が3%の銘柄に5%のストップを置けば、2日間の通常の値動きで引っかかる。 ポジションサイズが制御されていない 1銘柄あたりの投資上限を設定するパラメータが、コードのどこにも参照されていなかった。パラメータは存在するが、使われていない。設定画面だけ立派で中身が空のセキュリティソフトのようなものだ。 ライブなら、1銘柄に資金が偏り、その銘柄が暴落したときに取り返しのつかない損失になる。 損切りしても枠が空かない 「損切りが先、新規エントリーが後」であるべき処理が、逆の順序で実行されていた。 1戦略あたりのポジション上限は3件。朝の処理で、まず新規エントリーを判定し、その後でストップ注文を処理する。すると、損切りで空くはずの枠が認識されず、新規エントリーがブロックされる。損切りされた銘柄の代わりに入るべき新しい銘柄が、いつまでも入れない。 暴落の朝に無防備にエントリーする 前日比10%のギャップダウン。市場が恐慌状態にある朝に、通常通りエントリーしていた。 ギャップの大きさを検出するロジックが存在しなかった。修正後は、10%以上のギャップで停止、5%以上でストップ幅を自動拡張するようにした。 50銘柄を超えると価格が取れなくなる kabu Station API には銘柄登録の上限がある。50件だ。株価の取得を要求するたびに銘柄が自動登録され、上限に達すると51件目以降は全てエラーになる。 110件の候補のうち36件が脱落した。ライブなら、高スコアの候補が価格を取得できずエントリー機会を逃す。あるいは、保有銘柄の価格が取れずストップ注文が発動しない。 「動いている」が「正しく動いている」ではないバグ 荒れた板でも平気でエントリーする 寄り付き直後の特別気配(売り買いの注文が極端に偏った状態)、スプレッドが通常の10倍、出来高ゼロ——そんな状態でも注文が通っていた。 板の品質を評価する仕組みが、単一時点のスプレッドチェックしかなかった。修正後は、出来高・スプレッド・気配の状態・特別気配・ストップ高ストップ安を総合的に評価し、回復可能な状態なら最大5分間リトライする仕組みにした。 全候補がQTY=0で1件もエントリーできない ある朝、40件の候補全てが「数量ゼロ」で見送られた。 資金300万円を5戦略で均等割りすると、1戦略あたり48万円。株価1,000円以上の銘柄は最低購入単位(100株=10万円)を確保できるが、戦略ごとの予算上限に引っかかって多くの銘柄が除外された。高株価の優良銘柄ほど買えないという、本末転倒な状態だった。 戦略の成績評価が壊れている 戦略の良し悪しを評価する指標(プロフィットファクター)の計算に、まだ決済していない注文のデータが混入していた。買い注文(損益ゼロ)が分母に加算され、評価値が実態と乖離する。 本来なら停止すべき戦略が「成績は悪くない」と判定され、損失を出し続ける。 ポジション管理がデータ不整合 取引ログでは全件決済済みなのに、ポジション管理ファイルには9件が残存していた。ゴーストポジション——実在しないポジションに対してストップ注文が出され続けるか、あるいは実在するポジションが管理から漏れる。 AIから見えない世界のバグ スケジュールが誰にもキックされていない 朝8:10のスクリーニングが、3日間実行されていなかった。 設定ファイルにはちゃんと書いてある。だが、それを読んで実行するスケジューラが、別件で停止したまま放置されていた。設定ファイルに書いた=実行される、ではない。 3日前の古い候補で取引するところだった。手動で気づいたから事なきを得た。 キャッシュが空で30分タイムアウト スクリーニングが30分以上かかり、朝9:10のエントリーに間に合わない。 ローカルに株価データのキャッシュを持つ仕組みを作ったが、キャッシュを更新する定期ジョブの登録を忘れていた。キャッシュが空なので、毎回APIから全銘柄のデータを個別取得する。1,590銘柄×APIレート制限で30分超。 時計が9時間ずれている 「9:10にエントリーを開始する」と書いたコードが、UTC基準で動いていた。WSL(Windows上のLinux環境)のシステム時刻がUTCで、Python の datetime.now() がタイムゾーン指定なしで呼ばれていた。 日本時間の9:10に動いたのは偶然だ。JST前提で書いたはずのコードがUTCで動いている——この種のバグは、テスト環境と本番環境でタイムゾーンが異なるだけで発生する。 Slack通知が全部失敗している 損切りもエントリーも、通知が何も届いていなかった。 ...

2026年3月23日 · 1 分

Claude Codeをメインのデザインツールに:Tailwind CSSデザイナーSteve Schogerの1時間解説動画

Tailwind CSSチームのデザイナー Steve Schoger が、「Claude Codeをメインのデザインツールにした」という1時間の解説動画を公開した。Figmaを使わず、Claude Codeだけで金融アプリのランディングページをゼロから構築する過程を全公開している。 Steve Schoger とは Steve Schoger は Tailwind Labs のデザイナーで、Adam Wathan と共に「Refactoring UI」の著者としても知られている。開発者向けにデザインスキルを体系的に教える活動で広く認知されており、X(Twitter)でのデザインTipsや YouTube でのUI改善動画でも人気が高い。 動画の内容 動画では、約50回の対話を通じて初期出力をプロ級の品質に仕上げていく過程が公開されている。 注目すべきは、Schoger 本人が「コマンドラインはディレクトリ移動と Claude 起動しかできない」と語っている点だ。プログラミングの深い知識がなくても、Claude Code との対話だけでプロ品質のLPを作り上げている。 ワークフロー 左画面: ブラウザ(localhost 表示) 右画面: Claude Code のターミナル これだけのシンプルな構成で、Figma は一切使っていない。 技術スタック Vite — ビルドツール Tailwind CSS — ユーティリティファーストCSS React — UIライブラリ デザイナーがCLIに移行する時代 「デザイナーがCLIに移行する」というのは、一見ありえない話に思える。しかし、この動画を見ると、AIコーディングツールがデザインワークフローを根本的に変えつつあることが実感できる。 従来のデザインワークフローでは、Figma などのビジュアルツールでモックアップを作成し、それをエンジニアが実装するという流れが一般的だった。しかし Claude Code を使えば、デザイナーが自然言語で指示を出すだけで、直接コードとして実装されたUIを確認・修正できる。 ui.sh — デザインスキルをAIに組み込むツール Schoger と Adam Wathan は ui.sh というツールも開発している。これは Claude Code や Cursor などのAIコーディングエージェントに、プロレベルのデザイン基準を適用させるスキルツールキットだ。ターミナルを「デザインエンジニア」に変えるというコンセプトで、AIが生成するUIの品質を大幅に向上させることを目指している。 ...

2026年3月23日 · 1 分

Claude Codeを使うなら最低限やっておきたい「7つのセキュリティ設定」

Claude Code が勝手に git push --force しかけた——そんな冷や汗体験から真剣にセキュリティ設定を見直したという実践的なまとめです。Anthropic の公式ドキュメントにも「セキュリティは自分で設定しろ」と明記されており、AIエージェントに人間と同じ権限を与えるリスクを理解した上で対策を講じる必要があります。 1. サンドボックスを有効にする(そして脱出口を塞ぐ) サンドボックスは Claude Code が実行する Bash コマンドを OS レベルで隔離する機能です。macOS では Seatbelt(macOS 標準のサンドボックス機構)、Linux では Bubble Wrap(軽量コンテナ隔離ツール)が使われます。 現在の状態は /sandbox コマンドで確認できます。設定ファイルで明示的に有効化するには: 1 2 3 4 5 6 { "sandbox": { "enabled": true, "allowUnsandboxedCommands": false } } ポイントは allowUnsandboxedCommands: false です。デフォルトでは allowUnsandboxedCommands: true になっており、サンドボックス制限でコマンドが失敗した場合、Claude がユーザーの許可を得た上で dangerouslyDisableSandbox パラメータ付きでリトライできる仕組みになっています。allowUnsandboxedCommands: false を設定して初めて、この脱出口が完全に塞がります。 ...

2026年3月23日 · 2 分

Claude Desktop Preview: 画面クリックでDOM要素を直接指定してUI修正できる新機能

Claude Desktop の Preview 機能に、画面上の要素をクリックするだけで DOM 要素を直接指定できる機能が追加されました。「ヘッダー右のボタンの…」のような言葉での説明が不要になり、フロントエンド開発のワークフローが大きく変わります。 概要 Claude Code の開発者である Lydia Hallie 氏が X で紹介したこの機能では、Claude Desktop の Preview パネルで実行中のアプリをプレビューしながら、修正したい UI 要素をクリックで指定できます。 クリックすると Claude は以下の情報を自動的に取得します: HTML タグ名 CSS クラス 主要なスタイル 周辺の HTML 構造 クロップされたスクリーンショット React アプリの場合は以下の情報も取得されます: ソースファイルのパス コンポーネント名 Props の情報 使い方 Claude Desktop で Preview パネルを開く 修正したい部分をクリックする 「ここを青にして」のように指示する これだけで Claude が該当要素を特定し、コードを修正してくれます。 活用シーン デザイン修正の高速化: 色、サイズ、レイアウトの微調整をクリック+自然言語で即座に反映 非エンジニアによる UI 変更: コードを読めなくても、画面を見ながら変更指示が可能 バグ箇所の特定: 表示がおかしい要素をクリックするだけで、該当コンポーネントとソースファイルを特定 技術的な仕組み Preview 機能の裏側では、.claude/launch.json で定義された開発サーバーが起動し、ヘッドレスブラウザと接続されます。Claude はスクリーンショット撮影、DOM 検査、クリックシミュレーション、ネットワーク監視などを直接実行できます。 ユーザーが要素をクリックすると、その要素のメタデータ(セレクタ、タグ、テキスト、ソース位置)が Claude Code のセッションコンテキストに自動的に注入される仕組みです。 ...

2026年3月23日 · 1 分

Claude Code を「自分専用の開発チーム」に変える3つの機能 — フック・カスタムコマンド・サブエージェント

Claude Code をインストールして「で、次どうすれば…?」となっていないだろうか。導入は単なる入口に過ぎない。フック、カスタムコマンド、サブエージェントの3つを使いこなすことで、Claude Code は「1人のAIアシスタント」から「自分専用の開発チーム」へと変わる。 この記事では、X で話題になった @wad0427 氏の記事「Claude Code、インストールしたけど「で、次どうすれば…?」ってなってない?」をベースに、それぞれの機能の概要と実践的な使い方を解説する。 フック(Hooks)— 自動化ルールを仕込む フックとは、「AIが〇〇したら、自動で△△を実行するルール」のことだ。 料理に例えると、「盛り付けたら、最後に必ずパセリを振る」と自分ルールを決めておく感じに近い。Claude Code では以下のような自動化が可能になる。 AIがファイルを保存したら → 自動でコードの見た目を整える(フォーマッター実行) AIがコードを書き換えたら → 自動でテスト(動作チェック)を走らせる AIの作業が終わったら → 自動で変更履歴を記録する(コミット) つまり、毎回「フォーマットして」「テストして」と指示しなくていい。フックを設定するには Claude Code のターミナルで /hooks と打つと設定画面が出る。選択肢を選んでいくだけなので、コードを書かなくても OK だ。 フックの設定例 プロジェクトルートの .claude/settings.json(またはユーザー設定の ~/.claude/settings.json)に以下のように定義する: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 { "hooks": { "PostToolUse": [ { "matcher": "Edit|Write", "hooks": [ { "type": "command", "command": "jq -r '.tool_input.file_path' | xargs npx prettier --write" } ] } ] } } この例では、AI がファイルを書き換えるたびに Prettier が自動実行され、コードスタイルが統一される。 ...

2026年3月22日 · 2 分

iOS開発が完全自動化される時代が来た:オープンソースmacOSアプリ「Blitz」とは

AI エージェントが iOS アプリ開発を丸ごと自動化するオープンソースツール「Blitz」が公開された。ビルドからテスト、App Store 提出まで、これまで手作業だった工程を AI に任せられる時代が到来しつつある。 Blitz とは Blitz は、AI エージェントに iOS 開発ライフサイクルの完全な制御を与えるネイティブ macOS アプリケーション。シミュレーター/iPhone の管理、データベース設定、App Store Connect への提出まで、開発に必要な一連の操作を AI エージェントが実行できる。 GitHub リポジトリ: blitzdotdev/blitz-mac(Apache-2.0 ライセンス) 主な特徴 MCP サーバーによる AI 連携 Blitz には MCP(Model Context Protocol)サーバーが組み込まれており、Claude Code をはじめとする MCP クライアントからアプリのビルド、テスト、App Store への提出が可能になる。 自動化される範囲 コード署名とビルド: Xcode プロジェクトのビルドを AI が実行 テスト実行: シミュレーターや実機でのテストを自動化 App Store メタデータ: アプリの説明やスクリーンショットの管理 App Store 提出: App Store Connect API を通じた申請処理 iPhone MCP 関連プロジェクトとして iPhone-mcp も公開されている。AI が実際の iPhone を操作してアプリをテストし、バグを発見できる仕組みだ。 セキュリティとプライバシー MCP サーバーは 127.0.0.1 にのみバインドされ、外部ネットワークには公開されない 連絡先、写真、位置情報などの個人データにはアクセスしない 画面キャプチャは iOS シミュレーターウィンドウに限定 ネットワーク通信は Apple の App Store Connect API と GitHub のリリース API(更新チェック用)のみ 技術スタック SwiftUI で構築されたシングルターゲットアプリ Swift Package Manager によるビルド CLAUDE.md ファイルによるアーキテクチャドキュメントが整備されている iOS 開発の未来 従来の iOS 開発では、Xcode での手動操作が多くの時間を占めていた。Blitz のようなツールが成熟すれば、開発者はアプリのロジックや UX 設計に集中し、ビルド・テスト・提出といった反復的な作業は AI に委ねるワークフローが一般的になるかもしれない。 ...

2026年3月22日 · 1 分

Claude Code Channels で変わる AI 開発ワークフロー:OpenClaw との組み合わせが最適解か

2026 年 3 月 20 日、Anthropic が Claude Code の新機能「Channels」をリサーチプレビューとしてリリースしました。Telegram や Discord から Claude Code セッションにメッセージを送り、PC 上で開発タスクを実行させることができる機能です。この記事では Claude Code Channels の概要と、OpenClaw と組み合わせた AI 開発ワークフローの可能性について紹介します。 Claude Code Channels とは Claude Code Channels は、MCP(Model Context Protocol)サーバーを通じて外部のメッセージングプラットフォームから Claude Code のセッションにイベントをプッシュする仕組みです。従来の「ターミナルの前に座って対話する」同期的なモデルから、非同期的にどこからでも AI エージェントに指示を出せるモデルへの転換を実現します。 主な特徴 双方向チャットブリッジ: Telegram や Discord からメッセージを送ると、Claude Code が読み取って処理し、同じチャネルに返信を返す ローカル実行: 開発作業は自分の PC 上で実行される。ファイルアクセスやコマンド実行はすべてローカル MCP ベース: Anthropic が推進するオープンプロトコル MCP 上に構築 プラグイン方式: Telegram・Discord が公式プラグインとして提供され、カスタムチャンネルの自作も可能 セットアップの流れ(Telegram の場合) Telegram の BotFather で新しいボットを作成しトークンを取得 Claude Code でプラグインをインストール: /plugin install telegram@claude-plugins-official トークンを設定: /telegram:configure <token> Channels を有効にして Claude Code を起動: 1 claude --channels plugin:telegram@claude-plugins-official Telegram でボットにメッセージを送りペアリングコードを取得、Claude Code で承認 動作要件 Claude Code v2.1.80 以上 Bun ランタイム(Node.js では動作しない点に注意) claude.ai ログイン認証(API キー認証は未対応) Team/Enterprise プランでは管理者による有効化が必要 OpenClaw とは OpenClaw はオーストリアの開発者 Peter Steinberger が開発した、オープンソースの自律型 AI エージェントです。2026 年初頭に 72 時間で GitHub スター 60,000 を獲得するなど爆発的に普及しました。 ...

2026年3月21日 · 2 分

agent-skill-bus: AIエージェントのスキル劣化を自動検知・修復するOSSランタイム

AIエージェントを本番運用していると、スキルが静かに壊れていく問題に直面する。agent-skill-bus は、エージェントスキルのヘルスモニタリング・自己改善・依存管理を担うフレームワーク非依存の運用基盤だ。 背景: 42体のAIエージェント運用で見えた課題 開発者のシュンスケ氏(@The_AGI_WAY)は、42体のAIエージェントを半年間運用する中で以下の課題に直面したという。 エージェントは壊れる — APIの変更、モデルのアップデート、認証の期限切れなどで、スキルが静かに劣化する タスクは衝突する — 複数のエージェントが同時に同じファイルを編集し、データ破損が発生する 依存関係が管理できない — 複雑なタスクはA→B→Cの順序が必要だが、多くのシステムは並列実行してしまう 学習ループがない — フィードバック機構がないため、同じ失敗が繰り返される 42体を人間が目視で監視するのは現実的ではない。そこで作られたのが agent-skill-bus だ。 3つのモジュール構成 agent-skill-bus は、独立して動作する3つのモジュールで構成されている。 モジュール 役割 Prompt Request Bus DAG(有向非巡回グラフ)ベースのタスクキュー。依存関係の解決とファイルロックを提供 Self-Improving Skills スキル品質の自動モニタリングと修復ループ Knowledge Watcher 外部変更の検知から自動改善トリガーを発火 これらが連携することで、閉ループの自己改善エージェントシステムを形成する。 1 2 3 4 5 外部変更 ──→ Knowledge Watcher ──→ Prompt Request Bus ──→ 実行 ↑ │ │ ↓ Self-Improving ←── スキル実行ログ Skills セットアップと基本的な使い方 Node.js のみで動作し、外部依存はゼロ。 ...

2026年3月18日 · 1 分

デザイナーのためのAI活用術5選 — 制作スピードを劇的に上げる実践テクニック

デザイナーの仕事が AI で「本当にすぐ終わる」時代が来ている。21歳でデザイン会社を経営するコンドウハルキ氏が X で共有した AI 活用術が大きな反響を呼んでいる。本記事では、同氏が紹介した 5 つの実践的な AI 活用ユースケースを掘り下げる。 1. Claude Code × Figma で制作スピードを大幅に高速化 最も注目すべきユースケースが Claude Code と Figma の連携 だ。チャットで指示するだけで、編集可能なデザインファイルが生成される。 従来は数時間かかっていたランディングページの制作が、わずか数分で完成するという。ポイントは「完成品を作る」のではなく「たたき台を一瞬で作り、そこから人間が磨く」という使い方にある。 2. AI モックアップで制作前の事前検証 本制作に入る前に、AI でモックアップやデザインバリエーションを素早く作成し、クライアントに方向性を確認する手法。 事前にバリエーションを見せることで「思っていたのと違う」という手戻りを大幅に減らせる。Autodesk の調査では、AI ツールの活用によりデザイン修正時間が 約40%削減 されたというデータもある。 3. AI 画像生成で素材検索の時間をゼロに ストックフォトサイトで「ちょうどいい画像」を探す作業は、意外と時間がかかる。30分以上かけて検索した挙句、微妙な妥協をした経験は誰にでもあるだろう。 AI 画像生成を使えば、必要なイメージをテキストで指示するだけでカスタム素材が生成できる。検索時間がゼロになるだけでなく、案件ごとにオリジナルの素材が使える点も大きい。 4. セールスコピーの作成支援 技術的なスキルは高いのに、デザインの価値を言葉で伝えるのが苦手 — そんなデザイナーは少なくない。 AI を使えば、デザインのコンセプトや効果を的確に言語化できる。提案書のコピーライティングやクライアントへの説明文など、「言葉にする」作業を AI がサポートしてくれる。 5. AI が24時間対応のデザインメンターに 余白のバランス、タイポグラフィの比率、ビジュアルヒエラルキー — デザインのフィードバックが欲しいとき、AI が 24時間対応のメンター として機能する。 特に一人で仕事をしているフリーランスデザイナーにとって、いつでも客観的なフィードバックが得られる環境は心強い。 AI 活用の成否を分けるポイント コンドウ氏が強調するのは、「何を AI に任せ、何を人間がやるか」の判断力 が成否を分けるという点だ。 AI はあくまでツールであり、デザインの本質的な価値 — ユーザーの課題を理解し、最適な体験を設計すること — は人間の仕事のままだ。AI で効率化した時間を、より本質的な思考やクライアントとのコミュニケーションに充てることで、結果的により高い価値を提供できる。 ...

2026年3月18日 · 1 分

1Password Unified Access:AIエージェント時代のシークレット管理が本格始動

Claude Code や Cursor で開発していると、.env に書いた API キーを AI が普通にファイルシステムから読みに行く。.gitignore していても関係ない。この課題に対して、1Password が Anthropic・Cursor・GitHub・Vercel・Perplexity と連携し「AI エージェント時代のシークレット管理」を本気で構築し始めた。 何が発表されたのか 2026年3月17日、1Password は 1Password Unified Access を発表した。人間・マシン・AI エージェントにまたがるアクセスを一元的に発見・保護・監査するためのプラットフォームだ。 従来のパスワードマネージャーの枠を超え、AI エージェントが本番環境で実際に動作する時代に合わせたクレデンシャル管理を提供する。 なぜ必要なのか:.env 問題 AI コーディングツール(Claude Code、Cursor など)は、タスク遂行のためにローカルファイルシステム上のファイルを読む。.env ファイルに平文で保存された API キーやトークンは、AI エージェントから直接アクセスできてしまう。 .gitignore はリポジトリへのコミットを防ぐだけで、ローカルファイルシステム上での読み取りは防げない。つまり、現状の .env ベースのシークレット管理は AI エージェント時代には不十分だ。 各社との連携内容 Anthropic(Claude Code / Cowork / ブラウザ拡張) Anthropic は 1Password を統合し、Claude Code、Cowork、Claude ブラウザ拡張からボールト内のアイテムを安全にオートフィルできるようにする。ユーザーの同意のもと、Claude がサイトやサービスに 1Password から直接クレデンシャルを取得してログインできる仕組みだ。 Cursor(Hooks による just-in-time シークレット) Cursor との連携では、Cursor Hooks を活用した just-in-time なシークレット提供を実現する。 仕組みは以下の通り: プロジェクトに hooks.json を設定 Cursor がシェルコマンドを実行する前に、1Password Environments Hook Script が起動 プロセスがアクセスを要求すると、1Password がユーザーに認証を求める 承認されると、必要なシークレットがランタイムセッションのメモリ上にのみ提供される これにより、平文キーがディスクやソースコードにコミットされることがなく、環境変数のハードコードやトークンの履歴残留も防げる。 ...

2026年3月17日 · 1 分