概要
int mart design 株式会社(旧:ダン:サイエンス)が運営するデジタルディスプレイお買い物システム。実店舗の売場と商品棚を「実物大」でデジタル再現し、在庫を持たないサテライト店舗として各地に展開できる。月額 10,000 円(税別)から利用可能。2021年のリテールテック JAPAN でプロトタイプ発表。
解決する課題
日本では約700万人(農林水産省推計)の買物困難者が存在し、既存の対策には限界があった。
| 対策 | 課題 |
|---|---|
| ネットスーパー | 商品サイズの実感が難しい |
| 移動販売 | 時間・品揃えに制限がある |
| キオスク | 1,000〜3,000 SKU が上限 |
S_mart は「実物大表示 + 在庫レス + SKU 無制限」で これらを同時に解決する。
システム構成
| コンポーネント | 役割 |
|---|---|
| S_display | タッチパネル向けの顧客操作アプリ。商品を実物大で陳列・比較 |
| S_manager | クラウド型管理画面。売場レイアウトの遠隔変更が可能 |
| S_device | 75型・22型などのタッチパネルディスプレイセット |
| MDB | ナショナルブランド食品の商品データベース(有料オプション) |
活用パターン
店内設置型 — 既存店舗内に設置し、物理的な棚に並べきれない商品をデジタル陳列
サテライト型 — 高齢者施設・公共施設に出張店舗として展開し、買物困難者をカバー
料金体系
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 月額利用料 | 10,000 円(税別) |
| 契約期間 | 原則 6 ヶ月 |
| S_manager | 無料 |
| ハードウェア | 別途費用 |
| MDB | 有料オプション |
設計上の特徴
決済機能を意図的に持たない設計
資金決済法の規制(資金移動業者登録、PCI DSS 準拠)によるコスト増を避け、導入先の既存 POS・決済システムに委ねることで導入障壁を低く保っている。
強みと考慮点
| 強み | 考慮点 |
|---|---|
| 実物大表示で商品サイズが実感できる | ハードウェア(大型タッチパネル)の初期投資が必要 |
| 受注後手配で廃棄ロス・在庫コストゼロ | 高齢者向け UI/UX の設計が成否を左右する |
| 品揃え無制限(物理的な棚の制約なし) | 比較的新しいサービスで大規模導入事例が限られる |
| 月額コストが手頃 | 認知度はまだ発展途上 |
関連ページ
- キュレーション型EC・リテールDX — EC の新しいアプローチと S_mart の位置づけ
- オープンロジ — EC 物流フルフィルメント
ソース記事
- S_mart(エスマート)とは?買物困難者を救うデジタル店舗サービスの仕組みと評価 — 2026-04-14