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Kimi K3

Moonshot AI の 2.8兆パラメータ / 100万トークンモデル。KDA と Gated MLA のハイブリッド構成で KV キャッシュを削る「忘れ方」の設計が特徴

概要

Kimi K3 は Moonshot AI の大規模言語モデルで、2.8兆パラメータ・100万トークンコンテキストを掲げる。ただしこのモデルで注目すべきはパラメータ数そのものではなく、記憶(Attention)をどう作り替えたかにある。GPT-2 比で約 22,580 倍という数字は賢さの倍率ではない。

ハイブリッドな記憶設計

Kimi K3 は単一の Attention 方式に賭けず、2種類を層ごとに使い分ける。

この構成により KV キャッシュを約 75% 削減している。ロングコンテキストの実用上のボトルネックは計算量より KV キャッシュのメモリなので、100万トークンを現実的なコストで扱うための中核がここにある。

「忘れ方」が設計対象になった

線形 Attention は本質的に「何を捨てるか」を決める仕組みである。全部を等しく覚えることを諦め、重要度に応じて状態を更新していく。K3 の設計は、この忘却の挙動をゲートで制御しつつ、忘れて困る箇所には従来型の Attention を残す、という折衷になっている。

記憶設計は学習コストの話でもあり、この構成は蒸留だけでは説明できないという見方がある。

実運用での位置づけ

新しいモデルを見るときの観点

パラメータ数・コンテキスト長という表面的な数字ではなく、記憶方式(Attention の構成)/KV キャッシュのコスト/実際に払う単価の3点で見ると、モデル間の差が比較可能になる。

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