本文へスキップ
hdknr blog

株式データソースの3層構造

株式分析のデータソースを一次ソース・コンセンサス・センチメントの3層に分け、どこが自動化できてどこが手作業として残るかを整理した概念ページ

概要

株式分析のデータソースは「機械可読かどうか」で 3 層に分かれる。第 1 層(一次ソース)は完全に自動化でき、第 3 層(センチメント)は規約とコストに縛られ、第 2 層(コンセンサス)だけが自動化できずにボトルネックになる。LLM で分析を自動化する際、どこまでを機械に任せてどこを手入力で埋めるかを決めるための地図。

3層の構成

内容データソース自動化
第 1 層 一次ソース(事実)開示・財務・株価EDINET API v2、J-Quants API、TDnet、企業 IR◎ 完全に自動化できる
第 2 層 コンセンサス(予想)アナリスト予想、四季報予想、会社の期初計画機関投資家向け端末が本体△ 機械可読な無料ソースが実質なく、手入力が現実解
第 3 層 センチメント(反応)報道、SNS、PTS の値動きGoogle News RSS、各社 RSS、X○ 網羅は可能だが規約とコストの壁

第 1 層と第 3 層の差分=「事実と反応の歪み」がシグナルになる。

第2層は2種類のボトルネックが混ざっている

第 2 層の「自動化できない」は、性質の異なる 2 つの問題が混ざっている。

後者のほうが構造的に厳しい。第 2 層は「機械可読でない情報」ではなく「機械可読な代替が原理的に存在しない情報」の層と言い換えられる。

実装上の落とし穴

センチメントで測れるもの・測れないもの

ソーシャル分析でモメンタムの「方向」は測れない。高センチメントは 20 日程度で反転する側の関係が報告されている。測れるのは**アテンション(参加の過熱度)**で、投稿量のピークアウトを「売り一巡」のサインとして使うのが実用的。

投稿量はユニークアカウント数で数え、z-score で平常時からの乖離を見る。原則として 取得と計算はコード、解釈は LLM に分ける。

関連ページ

ソース記事