8. Docker で stage 環境
このページを読むと、ローカル PC に Docker で WordPress の動作確認用環境(stage)を作れる ようになります。前章でローカルに揃えたファイル・データベースを使って、本番と同じ状態を立ち上げます。
やること
- Docker 環境をインストールする(macOS は OrbStack 推奨)
- Claude Code に頼んで
docker-compose.ymlを作る - 前章で取得したファイル・DB を stage にロード
- ブラウザで
http://localhost:8080で WordPress を開けるようにする
前提
- 7. xserver の内容を GitHub に取り込む が完了している
- ローカルに WordPress ファイル一式がある
db/db-export.sqlが手元にある
なぜ stage が必要か
- 修正を 本番(xserver)に直接当てる と、もし不具合があったときにサイトが見られなくなります
- ローカル PC の stage で 先に動作確認 すれば、安心して本番に反映できます
ステップ 1: Docker 環境をインストール
Docker は「軽量な仮想 PC を、必要なときだけ動かせる仕組み」です。WordPress の動作環境を、自分の PC を汚さずに動かせます。
Docker をはじめて触る方へ
用語や仕組みが気になる方は、先に Docker をやさしく理解する を読むと、このページのコマンドが何をしているかがイメージしやすくなります。インストールアプリの選び方(OrbStack vs Docker Desktop)もそちらにまとめています。
Mac では OrbStack が軽量・高速でおすすめです。
- https://orbstack.dev/ からダウンロード
OrbStack.appを「Applications」フォルダに配置 → 起動- 初回セットアップで「Docker」を選択
ライセンスや Docker Desktop との比較は Docker をやさしく理解する / インストール を参照してください。
Docker Desktop for Windows からインストーラをダウンロードしてインストール。
途中で「WSL 2 の機能を有効にする」を求められたら、画面の指示に従って有効化します。
確認は次のコマンドで。
Docker version 2X.X.X, ... のように表示されれば OK です(OrbStack でも同じく docker コマンドが使えます)。
ステップ 2: docker-compose.yml を Claude Code に作ってもらう
Claude Code に次のように頼みます。
このフォルダに、WordPress を動かす
docker-compose.ymlを作ってください。
- WordPress のバージョンは現状と同じ
- データベースは MariaDB
- ポートは
8080:80- 既存の
wp-content/をコンテナの/var/www/html/wp-contentにマウント- DB の初期化用に
./db/をコンテナの/docker-entrypoint-initdb.dにマウント
Claude Code が docker-compose.yml を作ってくれます。./db/db-export.sql が初回起動時に自動でインポートされる構成にしてもらうと、手作業が減ります。
ステップ 3: 起動する
Claude Code に頼みます。
stage 環境を起動してください。
または、自分でターミナルから起動してもよいです。
数十秒待つと、ブラウザで http://localhost:8080 を開けば WordPress が表示されます。前章で取得した DB が初回起動時にインポートされ、本番と同じ記事・ページが入った状態になります。
ステップ 4: stage の WordPress URL を調整
DB は本番から持ってきているので、サイト内のリンクや画像 URL が https://example.com のままになっています。Claude Code に頼んで書き換えます。
stage の WordPress の URL を
http://localhost:8080に書き換えてください。wp-cliのsearch-replaceを使って構いません。
Claude Code が次のような処理をしてくれます。
docker compose exec wordpress wp search-replace 'https://example.com' 'http://localhost:8080' --allow-root
ステップ 5: wp-config.php をローカル用に配置
前章で wp-config.local.php として保管したファイルを、stage 用にコピーまたは配置します。
wp-config.local.phpをwp-config.phpとしてコピーし、DB ホスト・ユーザー・パスワードをdocker-compose.ymlの値に合わせて書き換えてください。
.gitignore で wp-config*.php を除外しているので、このファイルは GitHub には push されません。
ステップ 6: 動作確認
ブラウザで http://localhost:8080 を開いて、
- トップページが本番と同じように表示される
- 個別の記事ページに遷移できる
- 画像が表示される
- 管理画面(
/wp-admin/)にログインできる
を確認します。
管理画面のログイン情報は本番と同じ
DB を本番から持ってきているので、ログインに使うユーザー名とパスワードも本番のものになります。
ステップ 7: 起動・停止のコマンドを覚える
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| 起動 | docker compose up -d |
| 停止 | docker compose down |
| ログを見る | docker compose logs -f |
毎回覚える必要はなく、Claude Code に「stage を起動してください / 止めてください」と頼めば OK です。
確認
- [ ] Docker 環境(OrbStack または Docker Desktop)が起動している
- [ ]
http://localhost:8080で WordPress が表示される - [ ] 本番と同じ記事・ページが見える
- [ ] 画像が表示される
確認できたら、次の 9. 修正と PR に進みます。